肝
試験ID | UMIN-ID | 試験名 | 試験対象 | 進捗 |
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CSGO-HBP-001 | - | 肝切除術における腹腔ドレナージの有無と安全性に関する前向きコホート研究 | 胆管再建および他臓器 (胆嚢を除く)合併切除を伴わない肝切除症例 | 登録終了 |
CSGO-HBP-004 | UMIN000003324 | 肝切離面に対するPGAフェルト併用フィブリンシーリング法の出血・胆汁漏予防に関する有用性の検討 | 肝切除症例 (術前) | 登録終了 |
CSGO-HBP-005 | UMIN000005241 | 肝細胞癌治療における術前肝動脈塞栓化学療法(TACE)の有用性の検討 | 腫瘍径≧5 cmの切除可能肝細胞癌 | 登録中 |
CSGO-HBP-014 | UMIN000020234 | 肝腫瘍に対する開腹肝切除と腹腔鏡下肝切除の有効性に関する前向き試験(無作為化比較試験) | 肝切除術の適応となる肝腫瘍 | 登録中 |
KHBO1207 | UMIN000010425 | 高度脈管侵襲を伴う進行肝細胞癌に対する肝切除術と術後肝動注化学療法の有用性に関する臨床研究 | 切除可能なVp3-4の肝細胞癌 | 登録中 |
KHBO1303 | UMIN000013089 | 術後高再発リスクの肝細胞癌患者を対象とした肝切除後Sorafenib維持療法の有効性および安全性試験 (MISORA) | Vv2-3 or 腫瘍径≧7 cm or PETにてTNR (tumor-to-nontumor) ratio>2 | 登録中 |
- | UMIN000011940 | 肝胆膵外科領域手術における創部SSIに対する真皮縫合・皮下ドレーン留置の有用性に関する検討 | 逆T字または逆L字切開による開腹を要する肝胆膵領域手術症例 | 登録終了 |
UMIN000000774 | 肝外病変を伴う進行肝細胞癌に対する S-1/IFN-α併用化学療法の有効性 第Ⅱ相ランダム化比較試験 | 肝外病変を伴う進行肝細胞癌 | 登録終了 | |
JapicCTI-090920 | 進行肝細胞癌患者におけるSorafenib療法不応症例に対するS-1のプラセボ対照無作為化二重盲検比較試験 (S-CUBE) | Sorafenib療法不応進行肝細胞癌 | 登録中 | |
H26-肝実-肝炎-一般-002 | - | 免疫系を保持した次世代型B型肝炎ウイルス感染小動物モデルの開発とその応用 (竹原班) | - | 登録中 |
ONO-4538 第Ⅲ相試験 | 進行肝細胞がん患者の一次治療としてニボルマブとソラフェニブを比較する無作為化多施設共同第Ⅲ相試験 | 登録中 | ||
- | - | 硬性鏡型赤外線カメラを用いた腹腔内観察 | 肝切除症例 | 登録中 |
インドシアニンングリーンを用いた肝切除・肝移植周術期リアルタイム肝機能評価方法の確立に関する臨床研究 | 登録中 |
胆
試験ID | UMIN-ID | 試験名 | 試験対象 | 進捗 |
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CSGO-HBP-002 | UMIN000003841 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術後の嘔気・嘔吐 | 登録終了 | |
KHBO1201 | UMIN000009831 | FDG-PET陽性リンパ節転移を伴う切除可能胆道癌に対する術前GCS療法のphaseⅡ試験 | PET陽性リンパ節転移陽性の切除可能胆道癌 | 登録終了 |
KHBO1202 | UMIN000007454 | 肝葉切除を伴わない胆道癌切除例に対するGEM+TS-1併用療法による術後補助化学療法の第Ⅰ相試験 | StageIB以上でR0/R1切除がなされた胆道癌症例 (肝葉切除例以外) | 登録中 |
KHBO1205 | UMIN000010415 | 胆道癌における脈管合併切除再建例の成績 | 動脈または門脈合併切除再建を要する胆道癌 (レトロスペクティブ研究) | 登録終了 |
KHBO1206 | UMIN000010416 | 肝葉切除を必要とする腫瘤形成性肝内胆管癌における胆管切除再建の意義 | 肝葉切除を必要とする肝内胆管癌 (レトロスペクティブ研究) | 登録終了 |
KHBO1208 | UMIN000009945 | 肝葉切除を伴う胆道癌切除例に対するGEMまたはS-1の術後補助化学療法の無作為化第Ⅱ相比較試験 | StageIB以上でR0/R1切除がなされた胆道癌症例 (肝葉切除例) | 登録終了 |
KHBO1301 | - | 胆道がん切除例または非切除例におけるPD-1抗体免疫染色と生命予後に関する検討 | 平成20年~22年の胆道癌治療症例 | 登録終了 |
KHBO1302 | UMIN000010695 | 胆道がんに対するGEMおよびCDDPを用いた化学療法における経口補水を用いたshort hydrationの安全性の検討試験 | GEMおよびCDDPを含むレジメンが予定された胆道癌 | 登録終了 |
KHBO1401 | UMIN000014371 | 切除不能胆道癌に対するGEM/CDDP/S-1とGEM/CDDPを比較するランダム化第Ⅲ相試験 | 切除不能胆道癌 | 登録終了 |
胆道癌セカンドライン治療としてのPD-1抗体治療 | 登録終了 | |||
UMIN000001206 | 局所進行胆道癌患者におけるGemcitabineを用いた同時放射線化学療法の検討 PhaseⅠ/Ⅱ臨床試験 | 非切除局所進行胆道癌 | 登録終了 | |
CSGO-HBP-017 | PTGBD後の腹腔鏡下胆嚢摘出術の至適時期に関する検討 | 登録終了 | ||
KHBO1901 | UMIN000036449 | 肝葉切除を伴わない胆道癌切除例を対象としたゲムシタビン/シスプラチン(GC)併用療法とゲムシタビン/S-1(GS)併用療法の術後補助化学療法のランダム化第Ⅱ相試験 | 治癒切除後胆道癌 | 登録中 |
UMIN000029490 | 病理学的リンパ節転移を認める 進行胆道癌に対する GEM/Cisplatin/nab-PTX療法の第I/II相試験 | 病理学的リンパ節転移を認める 進行胆道癌 | 登録中 |
膵
試験ID | UMIN-ID | 試験名 | 試験対象 | 進捗 |
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CSGO-HBP-003 | UMIN000002649 | 切除可能膵癌における術前GEM+TS-1併用化学放射線療法の臨床第Ⅱ相試験 | 切除可能膵癌 | 登録終了 |
CSGO-HBP-007 | UMIN000011454 | 膵頭十二指腸切除術後再建(膵胃吻合と膵空腸吻合)のランダム化第Ⅱ相試験 | PDを要する膵頭部領域疾患 (良悪性・血管合切問わず.HPDは除く) | 登録終了 |
CSGO-HBP-008 | UMIN000011453 | 局所進行切除不能膵癌における塩酸ゲムシタビン+S-1併用化学放射線療法の臨床第Ⅱ相試験 | 局所進行切除不能膵癌 | 登録中 |
CSGO-HBP-010 | UMIN000017156 | 尾側膵切除におけるPGAフェルトを用いた膵断端処理に関する臨床試験(ネオベール単独貼付による膵瘻防止効果の検討) | 登録中 | |
CSGO-HBP-012 | UMIN000016877 | 腎機能障害を有した膵癌症例に対する塩酸ゲムシタビン(GEM)併用術前化学放射線療法の臨床第Ⅰ/Ⅱ相試験 | 登録中 | |
CSGO-HBP-015 | UMIN000021484 | 治癒切除困難な膵癌に対する術前化学療法として GEM/S-1 と GEM/nab-PTX を比較するランダム化第Ⅱ相試験 | 登録中 | |
H24-被災地域-一般-009(復興) | UMIN000009634 | 切除可能膵癌に対する術前化学療法としてのGemcitabine+S-1療法(GS療法)の第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(Prep-02/JSAP-05) | 切除可能膵癌 | 登録中 |
UMIN000017715 | 膵癌症例の術後転移再発抑制を目指した慢性肝炎治療薬3-オキシゲルミルプロピオン酸重合体を用いた臨床試験(第Ⅰ相試験)(中山班) | 登録中 | ||
UMIN000013809 | Borderline resectable膵癌に対する術前化学療法としてのFIRINOX療法の安全性と有効性を確認するpilot試験 | 登録中 | ||
UMIN000005248 | 切除不能進行膵臓癌に対するゲムシタビン併用WT1ペプチドワクチン化学免疫療法とゲムシタビン単独療法のランダム化第Ⅱ相臨床試験 | 切除不能膵癌 | 登録終了 | |
- | - | 膵切除術前後におけるストレス指標としての唾液内ストレスバイオマーカーの有効性の検討 | 膵切除 (PDまたはDP)症例 | 登録中 |
膵頭十二指腸切除術後膵液瘻grade Cの危険因子の同定-前向き観察多施設共同研究- | 登録中 | |||
膵体尾部切除におけるリンフォーストライステープルの安全性、有効性に関する多施設共同前向き観察研究 | 登録中 | |||
膵頭十二指腸切除術における慢性肝障害の影響に関する研究 | 登録中 | |||
膵全摘患者に対する前向き実態調査 | 登録中 | |||
切除不能進行(再発)膵癌に対する糖鎖改変膵癌細胞ワクチンによる免疫療法の臨床第Ⅰ相試験 | 登録中 | |||
ゲムシタビン耐性膵癌患者を対象としたTAS-118とS-1のランダム化第III相比較試験 (GRAPE study) | 登録中 |
移植
試験ID | UMIN-ID | 試験名 | 試験対象 | 進捗 |
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H24-エイズ-指定-003 | - | 血液製剤によるHIV/HCV重複感染患者の肝移植適応に関する研究 (江口班) | 血液製剤によるHIV/HCV重複感染を有する肝移植レシピエント | 登録中 |
- | - | 生体部分肝移植肝提供手術における腹腔鏡補助下肝グラフト採取術の安全性と有用性に関する研究 | 生体肝移植ドナー | 登録中 |
原発性胆汁性肝硬変に対する肝移植後予後因子に関する多施設前向き研究 | 申請中 |
その他
試験ID | UMIN-ID | 試験名 | 試験対象 | 進捗 |
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CSGO-HBP-006 | UMIN000019368 | 肝胆膵悪性腫瘍に対する術後静脈血栓塞栓症(VTE) 予防に対するエノキサパリン投与の検討 (第Ⅰ相) |
登録終了 | |
CSGO-HBP-011 | UMIN000018054 | 肝胆膵外科手術後の表層および深部感染後の切開創治療における陰圧閉鎖療法(Negative Pressure Wound Therapy: NPWT)の有用性に関する前向き検討 | 登録中 | |
CSGO-HBP-013 | UMIN000019368 | 肝胆膵領域悪性疾患におけるエノキサパリンの血栓症予防効果に関する第Ⅱ相臨床試験 | 登録中 |
肝細胞癌・関連
- 肝細胞癌に対するインターフェロン併用5FU持続動注法(FAIT)に関する研究
(1)治療効果予測に関するトランスクリプトーム解析
(2)治療不応答細胞株に対するトランスクリプトーム解析
(3)分子標的治療薬併用による治療効果増強に関する検討
(4)治療効果起序における、調節性T細胞、IFN受容体、血管新生因子などの関与に関する検討 - 肝細胞癌の生物学的特性の解析
肝細胞癌の生物学的特性に関して、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームなど網羅的にその因子を解析している。 - 肝細胞癌に対する癌幹細胞関与に関する研究
肝細胞癌における癌幹細胞の関与に関して研究を行っている。 - 肝細胞癌における生物学的悪性度に関連する分子の検討(消化器内科との共同研究)
基礎実験結果から肝細胞がんの悪性度に関連があると想定される分子が、新規治療標的や悪性度を反映するバイオマーカーになり得るかを、肝切除検体などの臨床検体を用いて探索することを目的する。 - その他
新規HCVマウスモデルの作成
HCC症例における制御性T細胞の研究
NAFLDの病態形成機構の研究
末期肝不全における発癌に関与するマイクロRNAの解明と臨床的意義に関する検討
肝胆膵癌治療後のL-カルニチン濃度変化の臨床的意義
胆道癌・関係
- 胆道癌の炎症環境におけるサイトカインと浸潤・転移、化学療法抵抗性に関する研究
胆道癌は切除が困難であるばかりか、化学療法にも抵抗性である。その一因として炎症によるサイトカインが腫瘍に及ぼす影響があると想定している。そのメカニズムの解析を探る。 - 胆道癌と腫瘍免疫寛容に関する研究
免疫チェックポイント阻害剤が抗がん剤治療において重要な役割を果たすことが示されているが、胆道癌における免疫チェックポイント阻害剤の効果やその影響についての研究は少ない。胆道癌は手術治療が唯一の根治療法であるが、再発することも多い。再発治療に使用される抗癌剤治療は効果が十分ではないこともあり、免疫チェックポイント阻害剤による治療効果の増強が期待されている。 - その他
次世代シークエンサーを用いた遺伝子統合解析による肝内胆管癌における腫瘍内heterogeneityの解明
膵癌・関係
- 膵癌切除標本のTissue microarrayを用いたRRM1とERCC1の発現と生物学的特性の解析
RRM1高発現群では、癌の生物学的悪性度が低く、無再発生存期間、生存期間ともに長い。一方RRM1は、膵癌の標準治療薬であるゲムシタビンの薬剤耐性化因子であり、RRM1高発現群では、ゲムシタビンの治療効果が低い。Tissue microarrayを用いて、これらの関係を膵癌で初めて証明した。 - 膵領域の新規バイオマーカーの探索(基盤研究C)
LCM(Laser Capture Microdissection)とMicroarrayを用いた膵癌の遺伝子発現プロファイリング解析 - 膵領域の新規バイオマーカーの探索(基盤研究C)
膵癌血清サンプルを用いたmetabolome解析と膵癌特異的新規マーカーの探索
Phenomenome Discoveries INC, Canadaとの共同研究。 - 膵手術患者における耐糖能変化と膵組織の検討(内分泌・代謝内科学との共同研究)
糖尿病患者では、膵の一部で、分化した膵組織から脱分化が起こり、膵島が出来てくる現象が最近知られてきた。膵切除患者の切除膵の非癌部での、膵内分泌系の発生分化因子を免疫染色し、糖尿病の程度と比較し、分化した膵島または膵管、腺房細胞から、膵島への脱分化の様子を検証する。 - IPMN腫瘍部分における、発生分化マーカーの検討(内分泌・代謝内科学との共同研究)
膵癌の発生経路にはPanIN(pancreatic intraepithelial neoplasia)、IPMN(intraductal papillary mucinous neoplasia), MCN(mucinous cystic neoplasm)の3つの代表的経路がある。IPMNの発生・進展に伴い、膵内分泌系の発生分化因子にどの様に変化するかを検証する。膵癌で、正常膵管で染色されない膵島原基の発生分化因子を同定した。 - 劇症1型糖尿病患者膵におけるウイルス同定(内分泌・代謝内科学との共同研究)
劇症1型糖尿病の発症には個体の遺伝素因とウイルス感染の関与が想定されている。劇症1型糖尿病患者の膵組織および、当科での劇症1型糖尿病ではない膵切除患者の切除膵(比較対照)において、免疫組織化学的かつ分子生物学的手法を用いてウイルスの存在の有無を検討し、存在した場合にはそのウイルスジェノタイプの同定・比較検討を行なう。 - 膵臓癌の診療向上のための分子遺伝学的および分子疫学的研究(基盤研究S)
血液、唾液、尿、その他の術前の検体、および手術検体を用いて、膵臓癌の発生・進展・転移に強く関連する1)遺伝子多型、2)発現遺伝子、3)生活習慣、および4)抗癌剤適用を適正に運用するための遺伝子多型、遺伝子発現、および生活習慣等を明らかにする。
→本研究に関する情報公開(オプトアウト)の詳細につきましては下記をご覧下さい。
https://www2.med.osaka-u.ac.jp/mds/infomation - その他
膵癌サンプルの免疫染色
膵液の解析
ヒト膵癌臨床検体におけるWntシグナル抑制因子DKK1の新規受容体の発現の検討
膵癌幹細胞関連分子の発現と膵癌患者の予後の関連
膵移植・関係
- ブタ異種膵島移植の臨床応用に向けた免疫制御に関する研究
1型糖尿病の根治療法として膵島移植が行われている。しかし、本邦では極端なドナー不足のためその恩恵に与る患者は少ない。この根本的なドナー不足を解消するためブタをドナーソースとする異種膵島移植の臨床応用・実用化に向け研究を行っている。ブタ膵島を人に長期生着させるためにはレシピエントである人の細胞性免疫を制御する必要がありブタ膵島に遺伝子改変を行うことで特異的に免疫制御することを研究している。 - 移植膵島の細胞死分子機構の解明と膵島移植遠隔成績改善に向けた新しいプロトコールの開発
膵島移植では移植膵島の約20%しか生着しないとされ、このため移植後の遠隔成績(インスリン離脱率)は不良と考えられている。これを改善すべく膵島の細胞死メカニズムの分子機構を解明し、膵島移植遠隔成績向上に努めている。 - 高品質な移植用膵島獲得に向けた新しい膵島分離法の開発
移植用膵島の分離・純化技術はまだ確立されていない。膵島移植の遠隔成績を改善するためには、まずviabilityの高い高品質な膵島を採取することが重要と考えている。我々のグループでは膵島分離技術を独自に改良し、より高品質な膵島獲得に向け研究を行っている。 - 糖鎖免疫を応用した膵癌免疫療法の新規開発
膵癌は予後不良の消化器癌である。たとえ根治手術を行ったとしても高い確率で再発を認める。我々は、人に生来備わっている自然抗体を利用した新しい膵癌免疫療法を開発すべく基礎研究を行っている。
その他
- ペプチドゲル(自己集合性ペプチド)を用いた消化器外科手術への応用