感染微生物検査室の紹介

医療関係者向け

ヒトに肺炎や下痢症などの感染症をおこす起因微生物は 1,415種類、 このうち人畜共通感染症起因菌は 868種類 ( 61.3% ) といわれています。 微生物検査室では、 「 感染症検査 」 としてヒトおよび人畜共通感染症の起因菌を検査材料から分離同定し、 どのような抗菌薬が有効か否かを検査しています。一方、免疫機能が抑制状態におかれる骨髄移植患者や心臓・肝臓などの臓器移植患者では、「監視培養検査」として常在菌の増減や病原菌・耐性菌保菌の有無などを定期的に検査しています。
 また、 院内感染を効果的に防止 ・ 制御するための指標として MRSA( メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 )やPRSP( ペニシリン耐性肺炎球菌 ) などの薬剤耐性菌の検出頻度、 各種起因微生物の検出頻度、薬剤感受性率表などの疫学統計データを週別 ・月別 ・年別にまとめ院内感染制御に役立てています。 さらに、安全な医療環境を維持するために腎透析液の清潔管理、内視鏡の汚染調査および病棟の環境調査などを定期的に実施しアウトブレイクの発生を未然に防止しています。
 以上が微生物検査室の主な業務です。


一般の方向け
 

 ヒトに肺炎や下痢症などの感染症をおこす起因微生物は1,415種類あるといわれています。 微生物検査室では、ヒトに感染症をおこす原因菌を検査して「どのような菌が原因なのか」、また、 「どのような治療薬が有効かどうか」 を医師に連絡しています。さらに、院内感染を防止するためMRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) などの薬剤耐性菌の検出頻度をまとめ院内感染防止に役立てています。
 さらに、患者様に安全な医療環境を提供するために手術器具の滅菌チェック、腎透析液の清潔管理、内視鏡の汚染調査および病棟の環境調査などを定期的に実施し院内感染の発生を未然に防止しています。
 以上が微生物検査室の主な業務です。



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