看護部キャリア開発センターとは
2004年6月、既存の現任教育プログラムに加えて、個人のキャリア開発をより推進する、院内の看護師のみでなく、
広く院外の看護師に教育の機会を提供する、という目的で当センターが設立されました。
しかし時代の変化に伴い、将来を見据えた人材育成を推進するために、研修プログラムの提供だけではなく、個人のキャリア発達を
より支援していく必要があると考え、キャリア開発センターの機能を見直しました。
センター長ご挨拶
大阪大学医学部附属病院看護部キャリア開発センターは、社会・地域医療への貢献、豊かな人間性を
持った優れた医療人の育成という本院の基本方針に基づき、地域の看護職員へ開かれた教育の提供
ならびに専門職業人としての動機づけ支援を目的に2004(平成16)年6月に開設しました。
約20年にわたり、院内外の豊富な経験を有する講師陣による多様な研修機会を提供し、多方面から
キャリア支援に取り組んできた実績があります。
2022(令和4)年からは大阪大学医学部保健学科との連携・協働を強化し、さらに充実した人材育成と
キャリア支援を推進しており、今後も引き続き地域全体の看護の質向上に貢献したいと考えています。
看護部キャリア開発センターの活動について
看護部キャリア開発センターの位置づけ
看護部キャリア開発センターは、大阪大学医学部保健学科や地域医療サービスとの連携・協働を深めることで、
人材育成とキャリア支援を強化します。この取り組みにより、看護の質の向上と地域全体への貢献を目指します。
さらに、看護部キャリア開発センター・大阪大学医学部保健学科・地域医療サービス間の教育と実践、研究の共有に
重要な役割を果たすことができると考えています。
看護部キャリア開発センターの取り組み
キャリア開発支援:個々のキャリアの発達をサポートします
人材育成:組織全体のキャリア開発を目指します
研究支援:研究指導や実践報告の作成支援を通じて、看護分野の研究活動を強化します
看護部キャリア開発センター ロゴマーク
沿革
2004年 | 看護部キャリア開発センター設立 |
キャリア開発研修 コースⅠ(初級)、コースⅡ(中級)、コースⅢ(上級)を開設 | |
2008年 | 「臨床における看護師のキャリア開発と教育のあり方」をテーマにフォーラムを開催 |
2012年 | コースⅠ(初級)をBasicコース、コースⅡ(中級)・コースⅢ(上級)をAdvancedコースに変更 |
研修コンセプトの見直し。「専門性を選択して受講する」から「自分の関心分野を見つける」に変更 | |
専任事務員配置 | |
2017年 | 院外受講者に対し、申し込みを郵送からwebへ変更 |
2019年 | 院内受講者に対し、申し込みを紙面から電子カルテシステムへ変更 |
第39回日本看護科学学会学術集会 交流集会出席 | |
2020年 | BasicコースをBasicレベル、AdvancedコースをAdvancedレベルへ名称変更 |
ホームページリニューアル | |
Instagram、Facebookアカウント開設 | |
オンライン研修を実施 | |
2021年 | 対面とオンラインのハイブリッド型研修を実施 |
2022年 | キャリア開発センター専従の看護師長を配置 |
院内看護職員に対するキャリア相談開始 | |
2023年 | 「これからの看護部キャリア開発センター」をテーマに看護部フォーラムを開催 |
オンデマンド研修開始 | |
キャリアカフェ開催 | |
ナーシングスキル日本版でキャリア紹介動画公開 |
昨年度までの実績
当センター設立時から昨年度までの受講者数および他施設の看護職員の受け入れ数の推移です。
2011年度までは、コースⅠ(初級)、コースⅡ(中級)、コースⅢ(上級)と段階別にレベルアップできるようにプログラムしていましたが、
2012年度からは専門分野を特定せずに幅広く学べるBasicコースを設定しました。その結果、受講者数が飛躍的に増加し、現在もその数を維持し
ています。※2020年度・2023年度は他施設受け入れなし
スタッフの紹介
- センター長
岩崎 朋之(副院長兼看護部長) - 副センター長
松本 留美(キャリア開発センター 看護師長)
運営委員会メンバー
- 樺山 舞(医学研究科保健学専攻 教授)
- 鍋谷 佳子(教育担当副看護部長)
- 谷浦 葉子(業務担当副看護部長)
- 田中 寿江(看護師長)
- 中村 美香(看護師長)
- 村上 聖女(看護師長)
- 糀屋 絵理子(医学研究科保健学専攻 助教)
- 本村 和也(副看護師長)
- 松下 晴代(事務補佐員)