教室員|大阪大学 免疫内科

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平野 亨 Hirano Toru M.D., Ph.D.

略歴

1997年 大阪大学医学部卒業
1997年 大阪大学医学部附属病院研修医
1998年 大阪第二警察病院内科
2000年 愛染橋病院内科
2002年 大阪大学大学院医学系研究科 博士課程 入学
2006年 大阪大学大学院医学系研究科 博士課程 修了
2006年 大阪大学医学部附属病院 医員
2009年 大阪大学呼吸器・免疫内科学 助教
2010年 大阪大学医学部附属病院免疫内科 病棟医長(2014年まで)
2015年 大阪大学医学部附属病院免疫内科 外来医長
2015年 呼吸器・免疫内科学 学内講師

所属学会

日本内科学会、日本リウマチ学会、日本アレルギー学会、日本呼吸器学会、日本免疫学会

資格

総合内科専門医、認定内科医、内科指導医、リウマチ専門医、リウマチ指導医、アレルギー専門医、臨床研修指導医

臨床

1997年大阪大学第三内科(現、呼吸器・免疫内科)へ入局し大阪大学病院および市中病院にて5年間の内科研修を行いました。その後、大阪大学大学院(医学系)分子病態内科学の大学院へ進学し免疫学・アレルギー学に関する研究を行ったのち臨床の現場へ復帰。総合内科専門医、リウマチ専門医、アレルギー専門医として外来診療、病棟診療、治験などの臨床業務に従事しています。臨床研修指導医として初期研修医、後期研修医、学生の臨床実習の担当を継続しています。

研究

大学院ではIgEに起因するallergic reactionに対する低分子化合物の影響について検討し、アレルギー性炎症のメカニズム解明とともにその抑制の可能性を検討しました。研究を通して生命現象が厳密でありながらかつ極めて多彩であることを実感し、このことが臨床における病態の理解や治療の選択に役立っています。その後抗IL6受容体抗体の適応疾患拡大のための臨床研究に参加しました。臨床研究に関する概念と統計的手法について学んだことを生かし、大阪そしてより広域の多施設コホートの構築と運営に関わり多くの臨床的知見が出されることを目指しています。また大学院生とともに新規の自己抗体や炎症関連分子の探索や機能解析の実験を継続しています。

教育

リウマチ学、アレルギー学、臨床免疫学という専門性(speciality)に重きをおくだけではなく、内科としての基本的かつ総合的視点(generality)を重視した指導を心がけています。

論文