徒手筋力テスト|大阪大学 免疫内科

免疫疾患の診療

徒手筋力検査 (manual muscle testing :MMT)

判定のスケール

5Normal強い抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる
4Good抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる
3Fair抵抗を加えなければ重力に抗して、運動域全体にわたって動かせる
2Poor重力を除去すれば、運動域全体にわたって動かせる
1Trace筋の収縮がわずかに認められるだけで、関節運動は起こらない
0Zero筋の収縮は認められない

方法

Trapezius僧帽筋肩を挙上させて保持する
Deltoid三角筋上腕を水平に保持する
Biceps上腕二頭筋前腕回外位で肘を屈曲する
Triceps上腕三頭筋肘を屈曲させた状態で伸展する
Brachioradialis腕撓骨筋前腕回内位と回外位の中間で肘を屈曲する
Iliopsoas腸腰筋股関節と膝関節を曲げた状態で股関節をさらに屈曲する
Quadriceps大腿四頭筋膝を伸展する
Hamstring大腿屈筋膝を屈曲する
Anterior tibialis前脛骨筋足首を屈曲する(足先を上げる)
Gastrocnemiusヒフク筋足首を進展する(足先を下げる)

記載の例

MMT(R/L): trap 5/5, del 5/5, bi 3/5, tri 3/5, brachio 3/5, ilio 5/5, quad 5/5, ham 5/5, ant.tib 5/5, gastro 5/5

→右上肢の筋力低下


2014/Dec