…ご挨拶…
この度、
3月3日大阪大学出版会より、「漢方がみちびく心と体のレジリエンス(回復力)」を出版いたしました。
漢方のお話は、一歩間違えると難解で古典の授業のようになってしまいます。と言っても、分かりやすさを優先すると、ノウハウ本のようになってしまい漢方の本質が失われてしまいます。私は、漢方医学寄附講座時代も含め、この10年近いあいだ、どうやったら、漢方の本質を外さず、みなさんに、直観的に漢方の本質を理解してもらえるのかと、いろいろと試行錯誤してきました。おかげで、分かりやすく漢方の奥深さ、レジリエンスの大切さをお伝えする内容になったと思っております。
本の作製に当たっては、患者目線、一般目線というものを理解していくために、免疫内科時代から親交のある、再発性多発性軟骨炎患者の会の方々にご協力いただきました。
それだけでなく、素敵なカバー、本文中でのかわいいイラストも描いてくださいました。
レジリエンスの考え方は、現在、医療だけでなく、多くの分野で注目されています。患者さん、そのご家族、漢方診療に携わる先生方にも必ずお役に立つ内容だと思っております。みなさんが、漢方とレジリエンスの大切さを理解され、素敵な毎日をお送りくださればと思って原稿を仕上げています。多くの方がお読み下さることを祈っております。
大阪大学大学院医学系研究科
先進融合医学共同研究講座
萩原圭祐
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