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謹賀新年

 

昨年はいろいろお世話になりありがとうございました。

本年もよろしくお願いいたします。

平成19 年元旦

 


あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり有難うございました。 

 

また新しい年がやってきました。年が明けたからといって、何も急にかわるわけでもありません。ただいつものごとく時が流れ、12時とともに年があける。ただそれだけのことですが、それでも人は、その瞬間に新しい気持ちになることができる。素晴らしいことです。それまで調子が悪かった人もその瞬間に新たな気持ちになれる、新たな出発ができる。確かに第1セットを完敗した人が第2セット、第3セットと連続完勝することがよくあります。もちろんこの反対もあります。人の気持ちの持ちようは計り知れないものがあります。新年を迎える、気持ちが変わる、失敗の連続が、反転、成功の連続にかわる。

人それぞれの運命をまた、一つ積み上げて、時間は容赦なく進んで行きます。悲しいときも、うれしいときも、富めるものも、貧困にあえいでいる人にも、時は常に平等にすぎていきます。今の瞬間を幸福だと思える人、今の瞬間を充実感をもって感じることができる人、そのような時間を少しでも多く持てるように、気持ちを切り替えましょう。

 

山村雄一先生の十七回忌であるとともに、インターロイキン6クローニング二十周年を迎えました昨年、第三十六回日本免疫学会を大阪で主催し、皆様のご協力のもと無事学術集会を終えることができました。皆様方のご協力にあらためて感謝申し上げます。また山村雄一記念シンポジウムを岸本忠三先生とともに開催でき、大変思い出深い年となりました。私たちのサイトカイン、亜鉛研究に関しましては、亜鉛が樹状細胞の分化機構に深く関与していることを明らかにし、亜鉛がシグナル分子として作用していることを明らかにしました。免疫学会においても亜鉛と免疫応答という国際シンポジウムを開催し、亜鉛シグナルの存在の可能性を世にアピールすることができました。将来振り返ったとき、2006年は「亜鉛と免疫」、「亜鉛シグナル」の元年となるように、今年も引き続き鋭意研究に励む覚悟です。またインターロイキン6と関節リウマチの研究を通じて、免疫系と非免疫系の相互作用で自己免疫疾患が発症することを明らかにすることができました。今後も自己免疫疾患、サイトカイン、亜鉛の密接な関係を明らかにし、少しでも免疫学、シグナル伝達の研究分野で世に貢献できるように阪大・理研の研究室一丸となり邁進する覚悟です。本年も引き続き、よろしくご指導とご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

皆様方のますますのご活躍とご健康をお祈りいたしております。

平成19年元旦

平野俊夫

 


2007年1月1日

平野俊夫

 

 

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