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教授からのご挨拶

スタッフのご紹介

眼科学教室の沿革

大阪大学眼科の特徴

地域、そして、世界の眼科医療を牽引し未来を担う若い力に期待

大阪大学眼科では眼疾患に罹患している患者の視力回復のため、高い水準の医療、それを支える世界的な医学研究、ならびに、未来の眼科医療と眼科学を担う人材を育成することを目指しています。

そのために、阪大眼科では伝統的に極めて強い臨床力を保持してきました。その根源は、全国でいち早く専門クリニックを設けたことです。各専門クリニックに極めて有能な人材を隔たりなく配置し、いかなる眼疾患に対しても総合的に治療できる診療体制と教育システムを構築してきました。入局していただいた先生には、一般診察に加えて専門診において眼科全般を学んでもらい、抜けがないように全般的に高い水準の臨床力を身につけていただきます。

来年度(平成29年度)から専門医制度が大きく変わり、これまでは日本眼科学会が眼科専門医を認定していましたが、日本専門医機構が眼科専門医を認定する新研修制度が開始されます。制度は大きく変わりますが当科で研修すれば安心して新制度に対応していただけます。

臨床能力を高め、日々の臨床(診療)においては、眼前の患者に真摯に対応して最善の治療を提供することは極めて重要です。一方、まだ、現在の治療では視力を十分に回復させることのできない眼疾患も多数あります。 そのような難治性眼疾患に対しては、世界中の患者の治療に貢献すべく、自ら先端医療を開発していくことが必要です。阪大眼科では、再生医療の開発では日本ではトップランナーの一つであり、世界的な業績を輩出しています。また、国家プロジェクトとしてiPS細胞の眼疾患への応用を推進しています。さらに、人工視覚の研究、加齢黄斑変性の治療薬開発、新しい手術法の開発など、常に新しいアイデアで、先端医療の開発に取り組んでいます。このような「臨床医学と先端医療の相乗的な発展」を目指しています。興味がある方は、我々とともに、夢と希望を追い求めませんか。

さて、医療のグローバルな情報化が進む中、医師にもさらなる国際化が求められる時代となってきました。当学では、眼科医療と眼科学の教育に加え、多くの海外交流の機会を作り、語学能力・国際感覚・国際常識の養成を行いたいと考えています。「時は金なり」という言葉がありますが、私たちはその時間を、若い人材を育てることに惜しみなく投じていきたいと思っております。

最後に、阪大眼科の最大の特長は、極めて良いチームワークの中、個の多様な価値観を認めて、その目標がかなうように、できる限りの支援をする機運に満ちていることです。毎年の入局者の中には、将来、大学に残って眼科学の発展に寄与することを目標にする人もいれば、病院の部長や開業して地域医療に貢献することを目標にする人もいます。どの道を歩まれる人も、一流であってほしいと願っており、それをできるだけ支援していきたいと考えています。明日を担う、意欲ある若い力と出会えることを楽しみにしています。

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