大阪大学大学院医学系研究科先端分子治療学Department of Advanced Molecular Therapy, Osaka University Graduate School of Medicine.

大阪大学大学院医学系研究科

臨床研究

炎症関連疾患でのペリオスチンを含む蛋白質の機能解析

診療科

大阪大学医学部附属病院 老年・高血圧内科、乳腺・内分泌腫瘍外科

1. 目的

様々な炎症関連疾患で分泌されているぺリオスチンは、炎症の遷延化や病態の悪化につながっていると考えられています。多岐にわたる臨床の炎症関連疾患とぺリオスチンの関係を検討し、慢性炎症病態での機能的役割や診断的役割を検討致します。(介入試験ではありません。)

2. 対象

癌を含む、様々な炎症関連疾患

3. 方法

臨床検体の血液や摘出した組織の一部を用いて蛋白質・遺伝子レベルでの解析を行います。

4. 費用

本試験に関する費用は大阪大学の研究費(本研究は研究責任者 臨床遺伝子治療学、老年・腎臓内科学 寄附講座 准教授 谷山義明及び、共同研究者の研究費)よりまかなわれ、患者さんのご負担は御座いません。

5. 研究結果の開示

ぺリオスチンと炎症関連疾患との関わり自体はすでに一部報告されていますが、各々のデータに関して御希望があれば検査結果をお伝えすることは可能です。

6. 個人情報の保護

取りまとめられた情報を医学雑誌などに発表する場合、個人が特定できないように配慮致します。

7. 参加の自由

本研究への参加は患者さんの自由意思によるものであり、参加しなくても患者さんが今後不利益を被ることはございません。また、研究への参加はいつでも撤回可能であり、その場合にはデータを廃棄致します。

8. 知的財産

本研究で得られた研究結果はぺリオスチンと炎症関連疾患での役割の解明の為、患者さんが特定されない形で公表され、その知的財産権は本研究の研究者に帰属します。

9. 資金源および関連組織との関わり 

本研究は、研究に必要な資金の提供を一部文部科学省から受けるとともに、難治性疾患等の新規治療薬を開発する大阪大学発のベンチャー企業であるペリオセラピア株式会社との共同研究により実施されます。
また、研究責任者及び研究分担者が、同社の株式を保有しており、研究責任者が同社の取締役、研究分担者が同社の代表取締役に就任しています。加えて、研究責任者及び研究分担者がペリオスチンに関連する特許を保有しています。
研究の結果によっては、研究責任者及び研究分担者に将来利益が生じる可能性があります。
研究を行うときにその研究を行う組織あるいは個人(以下「研究者」という。)が特定の企業から研究費・資金などの提供を受けていると、その企業に有利となるように研究者が研究結果を改ざんあるいは解釈したり、また都合の悪い研究結果を無視するのではないかという疑いが生じます。(こうした状態を「利益相反」といいます。)
この研究における利益相反は、大阪大学大学院医学系研究科・医学部臨床研究利益相反審査委員会による審査を受け、承認を得ています。我々はその審査結果に基づき、利益相反を適正に管理して研究を行います。

<この研究に対する問い合わせ先>

郵便番号565-0871 吹田市山田丘2-2 大阪大学大学院 医学系研究科
先端分子治療学講座
谷山義明 電話06-6210-8409、Fax 06-6210-8346
メールアドレス taniyama@amt.med.osaka-u.ac.jp

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