News
第88回日本循環器学会(会長 神戸大学大学院医学系研究科 内科学講座 循環器内科学分野 教授 平田健一、2024年3月8日-10日、神戸)にて谷山教授が座長を行いました。
- [Session] Meet the Expert 5 (English)
State-of-the-Art Evolving understanding of residual cardiovascular risk - Chairperson; Yoshiaki Taniyama
- (第88回日本循環器学会 3.10.神戸)
令和6年度のAMEDの革新的がん医療実用化研究事業に採用されました。非臨床でも採用されていましたが順調に臨床応用に向かっていることが認められ臨床試験フェースでも採用となりました。(AMEDベンチャーエコシステム強化事業と重複しないよう申請しています)
- 「化学療法抵抗性トリプルネガティブ乳がんの新規治療法開発」
- (代表:島津研三 教授、分担:谷山義明 教授)
谷山教授が令和6年度AMED橋渡し研究大阪大学拠点シーズA(代表)に採択されました。
柴田佳那特任研究員が脳心血管抗加齢研究会 第19回学術大会(2023年12月15-16日、東京、会長 田村功一 横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科・教授)にて発表しました。
- 難治性がんとPOSTN選択的スプライシング治療薬の可能性
- 柴田佳那、眞田文博、鯉渕信孝、葛城鳴門,金本佑子、池部祥司、常俊保夫、森下竜一、島津研三、谷山義明
- (脳心血管抗加齢研究会 第19回学術大会 12.15.東京)
谷山教授が創業したペリオセラピア株式会社がAMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択されました。
~死の谷からの脱出~
臨床試験を実行するには通常莫大な費用を要します。また、我々のように中和抗体を用いた治療法を開発する場合に、これまでの臨床研究の結果から安全面は担保されやすいですが、増殖能力の高い細胞から機能性の高い抗体を高産生させるだけでなく、その後の保存・運搬期間にも機能を保持させる必要があるなど様々な安全面をクリアしなくてはなりません。不確定要素のため費用はよりかさむのです。通常大手製薬会社と共同で行わないと成立し得ない工程ですが、大阪大学ベンチャーキャピタル社や三菱UFJキャピタル社をはじめとした各社の投資を受けて、何とか単独で乗り越えてきた次第です。一方、今回の大型グラントの獲得によって、当初予定していた我が国3大都市である大阪、東京、愛知だけでなく、米国での「HER2陰性乳癌転移再発症例」を対象とした臨床試験が追加される予定です。この研究を始めて早四半世紀を超えましたが、ようやく真の挑戦が始まります。まだまだ一寸先に闇が広がっていますが、「上っていく坂の上の、青い天に浮かび輝く一朶の雲」のみを目指して坂を駆け上がりたいと思います。いつの日か難病で苦しむ患者さんの一助になることができれば幸甚です。
谷山義明教授がACTjapanフォーラム:アカデミア臨床開発Update~最新モダリティを駆使したがんへの挑戦~(2023年11月30日(木)、大阪;LINK-Jライフサイエンスハブウェスト)にて発表しました。
- HER2陰性乳癌・転移再発症例への新規治療法の開発
- 谷山義明
- (ACTjapanフォーラム 11.30.大阪)
- ポスターはこちら
柴田佳那特任研究員が第82回日本癌学会学術学会(会長:国立がんセンター研究所・所長 間野博行、2023年9月21-23日、横浜)で発表しました。
- 治療抵抗性の難治がんのペリオスチンのスプライシングバリアント機能解析
- 発表形式:一般演題
セッション:P12-8 免疫細胞療法・抗体療法/Cellular Immunotherapy, antibody therapy - 柴田佳那、金本祐子、島津研三、谷山義明
- (第82回日本癌学会学術集会 9.23.横浜)
柴田佳那特任研究員が第45回日本高血圧医学会総会(2023年9月15 -17日・大阪、会長:労働者健康安全機構 大阪労災病院院長 樂木宏実)にて発表しました。谷山義明教授は座長を務めました。
- セッション:一般口演
テーマ:<基礎>成因・病態(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系、代謝) - 日時:2023年09月15日(金) 14:40~16:00
会場:第4会場(大阪国際会議場 10階 会議室1009) - 座長・谷山義明
- (第45回日本高血圧医学会総会 9.15.大阪)
- 横紋筋融解症による急性腎不全モデルでのペリオスチン阻害効果の検討
- 柴田佳那、村津 淳、常俊保夫、森下竜一、樂木宏実、谷山義明
- 演題番号:PC11-3、セッション:一般ポスター、テーマ:<臨床>治療(その他)、2023年09月16日(土)
(第45回日本高血圧医学会総会9.16.大阪)
日経バイオテクONLINE法人版に谷山義明教授の記事が掲載されました。
- 「HER2陰性乳がんに抗ペリオスチン抗体の臨床試験を開始へ」
柴田佳那・特任研究員が第23回日本抗加齢医学会総会(2023年6月9-11日、東京、会長 大須賀 穣 東京大学大学院医学系研究科産婦人科学・教授)にて発表しました。
- セッション「免疫・炎症・酸化ストレス」
POSTN の病的スプライシングを標的にした治療抵抗性悪性腫瘍治療の可能性 - 柴田佳那、眞田文博、鯉渕信孝、葛城鳴門,金本佑子、常俊保夫、池部祥司、中川涼子, 平本はるか,樂木宏実,島津研三、森下竜一,谷山義明
- (第23回日本抗加齢医学会総会 2023.6.9.東京)
大阪大学第四内科の同窓会で谷山義明教授の教授就任祝賀会が執り行われました。(2023年2月23日、千里阪急ホテル)。
前列:荻原前教授、谷山教授、島村教授、樂木教授、後列:池上教授、中神教授、森下教授、三木元教授
谷山義明教授がAMED橋渡し研究大阪大学拠点 異分野融合型研究シーズA(代表)を獲得しました。
共同研究先の東京医科歯科大学口腔機能再構築学講座 咬合機能矯正学の石原先生の論文がアクセプトされました。
- Periostin splice variants affect craniofacial growth by influencing chondrocyte hypertrophy
- Seiko Ishihara, Risa Usumi-Fujita, Yuki Kasahara, Shuji Oishi, Kana Shibata, Yasuhiro Shimizu, Yuji Ishida, Sawa Kaneko, Makoto Sugiura-Nakazato, Makoto J. Tabata, Jun Hosomichi, Yoshiaki Taniyama, Takashi Ono, Journal of Bone and Mineral Metabolism. 2023 https://doi.org/10.1007/s00774-023-01409-y
柴田佳那先生が脳心血管抗加齢医学会2022(2022年12月2-3日、大阪、会長 尾池雄一 熊本大学外学院生命科学研究部分子遺伝学講座・教授)にてYIA口演を行いました。
- YIA1-1
POSTNの選択的スプライシングをターゲットにした難治性悪性腫瘍の治療法の開発 - 柴田佳那、眞田文博、鯉渕信孝、葛城鳴門,金本佑子、池部祥司、常俊保夫、中川涼子, 平本はるか,樂木宏美,森下竜一,谷山義明
- (脳心血管抗加齢医学会 2022.12.2.大阪)
谷山教授が共同研究先の東京医科歯科大学で大学院生特別講義を行いました。
- 「難治性炎症性疾患の鍵因子ペリオスチンの解析」
- 谷山義明
- (東京医科歯科大学・大学院特別講義 11.25.ZOOM)
大阪大学医学部・招聘教員でりんくう総合医療センター腎臓内科医長・村津淳先生の論文がCells誌にアクセプトされました。
- Blocking Periostin Prevented Development of Inflammation in Rhabdomyolysis-Induced Acute Kidney Injury Mice Model, Cells in press
- Muratsu J, Sanada F, Koibuchi N, Shibata K, Katsuragi N, Ikebe S, Tsunetoshi Y, Rakugi H, Morishita R and Taniyama Y
谷山義明先生が2022年10月1日より、ペリオセラピア社代表取締役社長(大阪大学医学部・招聘教授兼任)を辞任し、大阪大学大学院医学系研究科・先端分子治療学・特任教授に就任します。また、ペリオセラピア社の柴田部長も先端分子治療学の特任研究員に就任します。
~The End of the Beginning~
2017年にバイオベンチャー・ペリオセラピア社を創立し5年が経ちました。様々な人達の応援を受けて幸運にもここまで潰れずにやって参りました。2023年にはHER2陰性乳癌の転移・再発症例を対象に、病的ペリオスチン特異的中和抗体を用いた臨床試験Phase I/IIaを大阪大学医学部附属病院、大阪国際がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、がん研有明病院にて行う予定です。そこで、5年ぶりにアカデミアに戻りスプライシング・バリアントのメカニズムの解析に正面から取り組もうと思っています。研究を富士山・登山に例えるならばようやく登山口にたどり着けたのかもしれません。これから、本当の勝負が始まります。眼前には険しい道のりが待っているでしょうが、最終的に難治性疾患に対する確実な新規治療法を提案し、難病で苦しむ患者さんの一助になれるよう喜んで突き進みたいと思います。
森下竜一教授を始め臨床遺伝子治療学の皆さんには長年に渡り大変お世話になりました。また、今回の講座設立に関してもご足労いただいた楽木宏実教授にも改めて御礼申し上げます。