専攻医が各々のペースで成長できる環境です。
2024年度機構専門医プログラム修了
2021~2022年 | 大阪済生会中津病院 麻酔科 |
2023年 | 大阪母子医療センター 麻酔科 |
2024年 | 大阪大学医学部附属病院 麻酔・集中治療部 |
2025年~ | 大阪大学大学院医学系研究科博士課程:麻酔・集中治療医学教室 |
私は2025年度現在、麻酔科5年目、医師7年目になります。
昨年度、麻酔科機構専門医試験に合格し、来年度より麻酔科専門医認定予定です。
麻酔科5年目の今年度より大学院に入学し、麻酔・集中治療医学教室 呼吸グループの一員になりました。
医師を目指してから初期研修医2年目になるまで救急医になることを志していましたが、循環・呼吸・神経すべてに関わることのできる麻酔科に興味を持ち、出身大学の先輩の誘いもあり、悩み抜いた末、初期研修医2年目の夏頃に麻酔科になることを決意しました。
後期研修1,2年目は市中病院で、主に成人の麻酔を中心に管理しました。この2年間のうちに分離肺換気を要する呼吸器外科や心臓血管外科麻酔も含め、幅広く症例を経験することが出来ました。また、後期研修3年目は、大阪母子医療センターで小児麻酔と産科麻酔を中心に症例を経験しました。無痛分娩や新生児への麻酔など多様な麻酔の世界に触れることができました。後期研修4年目に、大阪大学医学部附属病院での研修となり、手術麻酔に加え、集中治療での研修もさせていただき、術前から術後までシームレスな全身管理を学ぶことが出来ました。
阪大麻酔科の特徴は、基幹施設である大阪大学医学部附属病院をベースに、関連施設も含めて幅広く経験を詰めることだと思います。そして、阪大麻酔科では、日々のミニレクチャーや月1回行われる他施設の先生方も参加してくださる勉強会、専門医試験口頭試験前には本番さながらの模擬試験も実施してくださるなど教育体制も充実しております。また、各種学会発表や臨床研究なども盛んに行っており、上級医や指導医も全力でサポートしてもらえる環境が整っています。
私は、麻酔科になってから主に手術麻酔と集中治療に従事していたこともあり、サブスペシャリティとして集中治療を考えています。また、大学院に入学した大きなきっかけは、専門医取得してからの将来に悩んでいた私に、吉田健史教授からClinical-scientist(臨床と研究を両立できる医師)になることの重要性を教えていただいたことです。大学院1年目の現在はICUで勤務しながら、臨床研究の準備を行っているところです。2年目からは研究がメインとなり、動物実験なども並行して行う予定です。
阪大プログラムで研修をすることで圧倒的な経験数と、手術麻酔、集中治療、ペインクリニックなど麻酔科としての多様さを学ぶことができます。指導医の先生方も優しい先生方ばかりで、専攻医が各々のペースで成長できる環境です。気になる方は是非一度見学に来てみてください!