育児と仕事の両立、DEIイニシアティブ着任の機会が阪大病院では可能でした。
2015〜2016年 | 大阪大学医学部附属病院 麻酔科 |
2016〜2018年 | 市立豊中病院 麻酔科 |
2018〜2020年 | 大阪急性期・総合医療センター 麻酔科 |
2020〜 | 大阪大学医学部附属病院 麻酔科 |
現在、私は子供2人を育てながら、阪大病院麻酔科とDEIイニシアティブにてフルタイムで勤務しています。
子供は、麻酔科4年目で1人目、麻酔科6年目で2人目を授かりました。2人目の出産は阪大勤務中でしたが、妊娠中は麻酔科の皆様に体調にご配慮頂きました。また、産休育休を取得させて頂き、麻酔科の先輩に無痛分娩をして頂くこともできました。上級医の先生方、同僚の先生方、優秀な後輩の先生方には、放射線業務の免除や夜間業務の免除、その他にもたくさんのサポートをして頂きました。仕事復帰後は、小さい子供を育てながら勤務ができるように、勤務時間帯や当直の減免など、フレキシブルに相談に乗って頂いています。子供の急な体調不良で遅刻や欠勤をする場合や、子供の用事などのため休暇の取得が必要である場合も、皆様に助けて頂き働くことができています。阪大麻酔科で勤務中に産休育休を取得した医師は増加中で、育児をしながら働く医師も多く、サポート体制も整ってきていると思います。
業務内容について、今まで産休や育休を取得した分、育児をしながら勤務している分、医師としての経験を積める機会が少なかったと感じていましたが、阪大病院であれば重症症例・高難度症例・希少症例に接する機会も多く、日々勉強することがたくさんあります。神経ブロックを含めた様々な手技・手術麻酔・集中治療・ペインクリニック・無痛分娩・研究と麻酔科内でも様々な分野が集まり、その各領域に習熟した麻酔科医の方々がいらっしゃるので、教えて頂ける機会も多く、新しい知見についてのディスカッションも科内でよくされていて、働きながら成長できる環境だと感じています。
私は阪大麻酔科での勤務が6年目になりますが、手術室麻酔に加え、無痛分娩を含めた産科麻酔に関わって来ました。産科医・助産師・麻酔科医で連携しながら無痛分娩を安全に施行し、患者さんに喜んで頂けるようなシステム作りに特に力を入れて取り組んでおり、色々な部署の皆さんと一緒に仕事ができることを楽しく思っています。
2024年度より、院内でDEIを推進する仕事を始めました。DEIとは、それぞれの人がもつ多様性を尊重し(Diversity)、柔軟な働き方の実現やサポートにより公平性を確保し(Equity)、各職員の力を引き出し組織包容力を発揮する(Inclusion)ことで、阪大病院としての総合力アップを目指すことです。院内でDEIを推進するために活動するDEIイニシアティブが発足してポストの公募があり、採用頂いて着任しました。
DEIイニシアティブでは、院内の他科の医師や他部署の方、他院の医師、医師以外の大阪大学教員の方、他大学教員の方、企業の方など様々な人と会い、話し、共に企画を進める機会があり、新しい仕事ばかりで良い刺激をたくさん受けています。大学病院は臨床・研究などやりたいことがあれば様々なことが可能です。さらに、たくさんの人がいるので色んな意見を聞くことができ、DEIイニシアティブのように思いがけない仕事の機会があり、楽しい場所です。是非一緒に働ける方をお待ちしています。