安心して挑戦できる土壌があります。
2021年 | 和歌山県立医科大学医学部卒業 |
2021年 | 大阪大学医学部附属病院協力病院型研修コース 初期研修医 |
2023年 | 大阪大学医学部附属病院麻酔科 |
麻酔科に興味を持ったのは、学生時代の実習で手術麻酔を見学させていただいたときです。
患者さんの全身状態をリアルタイムに評価し、安全な手術を支える麻酔科医の仕事に興味を持ちました。
その後阪大病院の協力型研修病院コース、いわゆるたすき掛けで初期研修をさせていただき、1年目に研修していた病院で麻酔科の中の「ペインクリニック」という分野を知り、痛みに悩んでいる患者さんに寄り添える麻酔科の奥深さを実感し、麻酔科を選択しました。
専攻医として阪大麻酔科プログラムを選んだのは、初期研修先であったため、既に働きやすい環境であると感じていたことに加えて、阪大でなら他の場所で経験できない症例に携われる、また専攻医プログラムのなかで集中治療・ペインクリニック・無痛分娩を学ぶ機会を与えていただけると伺ったからです。
専攻医1、2年目は、手術室を中心に経験させていただき心臓麻酔、小児麻酔、帝王切開などの特殊症例をはじめとして、胎児手術や移植手術といった阪大ならではの高度な症例に携わることができました。
3年目の現在は、もともと興味のあったペインクリニックのローテーションをさせていただいており、慢性痛・急性痛の診療に本格的に携わらせていただいています。ブロックや薬物治療だけでなく、患者さんの生活背景や精神面も含めた総合的な診療の中で学びを深めています。
また同期の専攻医が多いことも大きな支えになっています。
それぞれ集中治療や心臓麻酔、小児麻酔、研究など異なる分野を目指す同期たちと切磋琢磨できる環境は貴重なものだと感じています。
阪大麻酔科の大きな魅力の一つは、指導医の先生方との距離の近さだと思います。診療や手技の相談はもちろん、キャリアの方向性に関しても気軽に相談できる雰囲気があり、安心して挑戦できる土壌があります。
麻酔科に関心のある方、あるいはまだ進路を模索中の方にとって、こうした環境の一端が伝われば幸いです。