液体窒素室

概要

医学部では屋外に5tの液体窒素タンクが設置され、真空配管により共同研究棟 L 階の液体窒素室に自動供給されており、大型窒素保存容器(気相式・液相式の2種類)による細胞の長期保存と、各研究室で使用する液体窒素の取り出しができる。

本システムは利用者による自主管理で運営され、
次の取り決めで行なっている。

利用する講座は、講座単位で利用者会に登録し、使用法等を熟知した上で使用する。初めて利用する人は、教室責任者から使用についての指導を受けなければならない。利用者会代表(世話人)は、基礎、臨床、旧バイオ、共同研各1名からなっており、利用者会を適宜開催して各種調整を行なう。

供給室は通常施錠しており、登録と同時に鍵を貸与する。なお、登録を解除した場合は直ちに鍵を返却すること。鍵の複製は禁止する。

使用料はすべて受益者負担で、料金は年間の総使用料から算出した額(使用量に応じた額)を当該講座の校費から移算する。

利用方法

室内は酸素濃度自動検出器が設置されており、酸素濃度が低くなると自動的に強制換気が行なわれている。入室の際は入口左手にある動作切換スイッチの入ボタンを押し、強制換気をしてから開錠して入室する。このボタンを押すことにより室内灯が点灯される。入室中はドアを開放すること。なお、退室時は忘れずに切ボタンを押し、施錠すること。室内での作業はできる限り二人以上で行なう。一人が液体窒素の取り出しやサンプルの出し入れを行ない、もうひとりは入口付近で監視する。作業中は液体窒素室のそばを離れない。
室内に窒素ガスが充満している場合は非常に危険。酸素濃度(通常 20%)が低下した緊急時には、室内入口に常備してある携帯用簡易酸素マスクを使用する。

細胞保存容器を使用する場合

新しく利用したい場合や利用本数を増やしたい場合は、共同研管理室に申し込む。共同研から使用する容器の指定を受け、専用ラックにつける固有番号のついたラベルを受け取る。専用ラックは講座で購入すること。(ラックは規格が決まっています。在庫がある場合がありますので、共同研へお尋ねください。)ラックの保存は登録された場所のみ。場所の変更、ラック数の変更、使用を停止する場合は変更届けを提出すること。

液体窒素を実験用に持ち帰り使用する場合

採取容器を持参し、液体窒素室右側にある小出し用タンクのバルブを開き、容器に注入する。備え付けの台秤で計測し、利用記録専用PCに小数点以下1桁までを入力する。取り出し禁止のランプが点いている時は、絶対に取らない。(無理に採取するとアラームが鳴り保存容器への供給が止まってしまう場合があります。)

使用料について

年度末締めで使用量 (持ち帰り量、使用ラック数) を算出し、次年度に移算いたします。
詳細は担当者 (室屋: 3790) までお尋ねください。

共同研へのご質問・お問い合せ
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