• 活動報告
  • 文部科学省
HOME活動報告 > 第1回若手共同研究進捗報告会・第4回代表者会議
活動報告

第1回若手共同研究進捗報告会・第4回代表者会議

日時 平成25年1月31日(木)午後1時〜5時
場所 千里ライフサイエンスセンター 601号室

平成25年1月31日、千里ライフサイエンスセンターにおいて「平成24年度若手研究者共同研究支援」に採択された加藤先生(共同研究者:山城先生)、平島先生(共同研究者:池ノ内先生)による研究進捗報告会および第4回代表者会議を開催致しました。研究進捗報告会では、加藤先生、平島先生からそれぞれ「上皮細胞競合における細胞骨格・細胞接着ダイナミクスの可視化解析」、「細胞膜脂質がリンパ管腔形成において果たす役割」について共同研究の進捗状況や今後の共同研究計画が提示され、総括班員から様々な観点からの質問やコメントが寄せられ、活発な議論が行われました。今回の議論を踏まえ、これらの若手研究者共同研究が尚一層発展することが期待されます。また、代表者会議では、平成24年度領域会議、技術講習会などの報告に加え、平成25年度国際シンポジウムや今後の領域運営、特に若手研究者育成についての活発な意見交換を行いました。

研究進捗報告会・第4回代表者会議

●若手共同研究(代表者)進捗報告会の印象

神戸大学 医学研究科・血管生物学分野 平島 正則

若手共同研究進捗報告会で受けた質問やコメントの背景には、「この研究から管腔形成についてどんな新しいことが解るのか」という管腔生物学の創生を目指す強い意志を感じました。多様な知性・感性を備えた研究者がお互いの研究を研ぎ澄ますために尽力する雰囲気が醸成されていて、本研究班で研究できる喜びをあらためて強く感じた一日となりました。この場をお借りして、共同研究者の池ノ内順一博士とともに、若手共同研究助成に厚く御礼申し上げます。

●若手共同研究進捗状況報告会の感想

北海道大学 遺伝子病制御研究所・分子腫瘍分野 加藤 洋人

若手共同研究「上皮細胞競合における細胞骨格・細胞接着ダイナミクスの可視化解析 (北海道大学 加藤・東北大学 山城)」につき、進捗状況報告会に参加させて頂きました。研究費のご援助により、これまでの成果と今後の展望として、以下の点が挙げられますことを発表致しました。(1) 哺乳類細胞の単分子アクチン観察手法を確立した。(2) 新規蛍光アクチンプローブを開発した。(3) 正常細胞VS変異細胞の境界におけるアクチン挙動を解明したい。(4) アクチン以外の蛍光タンパクプローブを開発中である。発表後、領域代表及び審査の先生方から様々なご意見・ご批判を頂くことができました。先生方のコメントを生かし、この共同研究を基盤として、管腔学tubulologyの発展に寄与できるような論文を発表したい。