開催趣旨
大阪大学の免疫学は長い歴史と伝統を持ち、免疫学研究の世界的な拠点の一つとして、著名な研究者が多く集まり世界トップレベルの最先端研究を行っています。
大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブでは、大阪大学免疫学フロンティア研究センターと連携し、本学の「免疫」の研究内容を企業や一般の方にも継続的に届けていくことで、免疫に関する知識を広く啓発するとともに、大阪大学と様々な事業業態の方々が、企業間・組織間の垣根を越え、協働・共創するクロスイノベーションを創出することを目指し、「大阪大学健康・医療クロスイノベーション免疫セミナー」を開催しています。
第6回目となる今回は、「免疫×共生細菌」がテーマです。
人間の皮膚や消化管などの様々な組織に非常に多くの細菌が住み着き宿主と共存しています。近年では、これら共生細菌が免疫システムを介してヒトの恒常性の維持や様々な病態形成に関与していることが明らかにされつつあり、基礎研究領域だけではなく臨床分野や産業界にも非常にインパクトの高い研究開発領域として期待されています。今回のセミナーでは、共生細菌の研究に取り組まれている本学の先生方に免疫システムを切り口に最新の研究成果を紹介いただき、本分野への理解を深めることで新たなイノベーションにつながるような議論ができることを期待しています。
参加申し込み
プログラム
16:30〜16:35(5分)【開会挨拶】
貴島 晴彦
大阪大学大学院医学系研究科 副研究科長/脳神経外科学 教授/
産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ サブディレクター
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16:35~17:00(25分)【講演1】(質疑応答5分を含む)
「細菌叢による皮膚健康の維持、疾患発症のメカニズム」
松岡 悠美
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 皮膚アレルギー生体防御 教授/
大学院医学系研究科 皮膚免疫微生物学共同研究講座 教授
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17:00~17:25(25分)【講演2】(質疑応答5分を含む)
「腸の健康と病気における共生細菌の役割」
香山 尚子
大阪大学 高等共創研究院 准教授/
大学院医学系研究科 免疫制御学 准教授
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17:25~17:50(25分)【講演3】(質疑応答5分を含む)
「腸内細菌による肝臓免疫系の制御」
宮本 佑
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 免疫細胞生物学 特任助教(常勤)/
大学院医学系研究科 免疫細胞生物学 特任助教(常勤)
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17:50~18:25(35分)【パネルディスカッション】
◇座長:石井 優
大阪大学大学院医学系研究科 免疫細胞生物学 教授/
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 免疫細胞生物学 教授
◇パネリスト:松岡 悠美、香山 尚子、宮本 佑
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18:25~18:30(5分)【閉会挨拶】
石井 優
大阪大学大学院医学系研究科 副研究科長/
産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ サブディレクター
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◆司会:島村 実希
大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院
産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ オフィサー/特任助教
*開催概要・プログラムは、以下のリンクからダウンロード可能です。