総合診療医のキャリアパス形成

総合診療研修

大学だけでなく、連携施設も合わせた多彩な研修様式があります。

研修プログラムの特徴

高度先進医療を中心に展開する大阪大学病院においては、総合診療科の役割は、一般的な市中病院での役割とは異なります。大阪大学の研修で主に扱う症例は、これまでにある程度の精査が行われても診断がつかない症例や、または診断がついても治療が上手く行っていないために来られる症例が多く、比較的長い時間をかけて、診療を行います。このため、家族性地中海熱など、一人の医師が一生に一人巡り合えるかどうか、というような珍しい疾患を経験できる可能性があります。一方で、一般病院で重要な働きをする総合診療医として求められる技術・知識の習得を目的として、様々な特徴を持つ連携施設での研修を用意しており、これらを組み合わせることで、疾患の頻度、医療コストを意識しながら、全人的医療を迅速に判断・行動できる病院総合診療医の育成を目指しています。診療所のような小規模の医療機関での働き方を志望する方には、個別に研修内容をご相談させていただきます。「地域に生き、世界に伸びる」を理念とする大阪大学にとって、医療現場でリーダーシップを発揮できるような医師の育成は重要であり、市中病院や診療所を含め、多様な形態で活躍できるような総合診療医の育成を目指しています。

私たちの研修内容に興味・質問のある方は、是非ご連絡ください。

研修医・専攻医募集

2016年度より、本院ならびに協力いただいている連携施設において総合診療の研修をしたい方を募集中です。大学においては、総合診療外来における外来診療と老年・高血圧内科病棟(総合診療科で入院必要症例はこの病棟に入ります)にて研修をしていただきます。学外施設での研修については、研修希望内容をお聞きした上で提示させていただきます。専攻医(後期研修)だけでなく、既に様々な施設で総合診療を研修された方、内科に限らない様々なキャリアに加えて総合診療を学びたい方、出産など様々な理由で臨床を離れ、総合診療医として復帰を考えている方等、個々に応じて幅広く対応いたします。

<見学希望を含めて、随時ご相談ください>

  • rounen-admingeriat.med.osaka-u.ac.jp
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