感染症相談支援
新型コロナウイルス感染症の流行以降、病院における感染症診療・感染対策の需要は日々高まっています。病院内での標準的な感染症診療の普及、抗菌薬適正使用の推進、耐性菌対策、新型コロナのクラスター発生時の感染対策など、専門的な知識を要する場面が増えてきています。その一方、感染症専門医や感染管理認定看護師は充足しているとは言えず、多くの医療機関で感染症診療・感染対策の専門医不在の中で業務を行わざるを得ない状況です。
私たち大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学には、日本を代表する感染症専門医が多く集まっており、それぞれがCOVID-19・新興再興感染症・抗菌薬適正使用・微生物検査・病院疫学などの専門分野で活躍しています。
私達は、有償ではありますが、日本国内の感染症診療・感染対策の均てん化のために、各医療機関への感染症相談支援を行っています。オンライン会議やメールによる感染症の症例相談、アウトブレイクが発生した場合の支援、感染対策講習会の講演、感染症の最新情報の提供などを通じて、全国の医療機関の感染症診療・感染対策に貢献しています。
一例として、私達は兵庫県の400床の中規模病院の支援を行っています。この医療機関は、感染対策向上加算を取っていますが感染症専門医が不在であり、主に抗菌薬適正使用推進チーム（AST）の症例の相談に乗っています。
ご興味をお持ちいただける医療機関ご担当者様は、以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
感染制御学 教授 忽那賢志 kutsuna☆hp-infect.med.osaka-u.ac.jp（☆を@に置き換えてください）
