教育・研修Education

研修のご案内

大阪大学医学部附属病院 感染症内科・感染制御部では、短期〜長期の研修を受け入れています。
大阪大学医学部附属病院は大阪府吹田市にあり、場所的には大阪市から北に電車で40分ほど離れた、ほどほどにのどかなところです。
1086床という大規模な病院であり、臨床研究中核病院として様々な研究や高度な先進医療を行っています。
以下は阪大病院で感染症の研修をする上での強みです。

  • 日本一の移植センター:全臓器の移植手術を行っており臓器移植件数は日本全体の約2割を占めています。免疫不全患者の様々な日和見感染症が多く経験できます。
  • 日本を代表する心臓血管外科:心筋シート移植手術など、臨床・研究双方で本邦の心臓外科をリードしており、VAD関係の感染症など経験できます。
  • 歴史ある救命センター:国内で初めての高次救急施設として有名です。感染制御部とも毎週グラム染色カンファレンスを行うなど、感染症にも熱い救命センターです。
  • 微生物病研究所(ビケン)、免疫学フロンティア研究センター(IFReC)、感染症総合教育研究拠点(CiDER)という阪大が誇る3つの拠点:様々な領域における感染症のエキスパートが吹田キャンパスに集まっており、垣根なく学際的研究や教育活動が可能です。

大阪大学の源流は種痘を広め天然痘の予防に尽力した緒方洪庵先生の適塾であり、感染症を学ぶ・研究するのに最も適した施設(適塾だけに)と言っても過言ではありません。
ご興味を持っていただける方は、まずは忽那(kutsuna☆hp-infect.med.osaka-u.ac.jp、☆を@に置き換えてください)までご連絡をいただき、見学にお越しください。
大阪大学医学部附属病院では以下の感染症の研修が可能です。

1. フェローシップ

阪大病院での3年間の研修を行います。
医師6年目以降に感染症専門医を志す医師を対象にしています。
フェローは、指導医とともに患者さんの診断・治療に関わります。

  • 感染症コンサルテーション:他の診療科からの発熱相談、抗菌薬の選択、治療期間の相談などに対応します。
  • 入院患者の担当医:他院からの紹介患者、他の診療科で感染症になった患者の入院診療を行います(2023年4月から)。

2. 短期研修

最短を3ヶ月程度とする短期研修も募集しています。
年単位での研修は難しいけど数ヶ月なら・・・という方は、ぜひ短期研修をご検討ください。
ただし、原則として給与はお支払いできませんので、現在勤務されている病院から給与をお支払いいただくことを前提にご検討ください。

 

まずは一度見学にお越しください。
感染症内科・感染制御部では毎朝8:30からカンファレンスを行っています。日々、感染症について熱く議論していますので、ぜひ私達と一緒にディスカッションしましょう!