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教室の概要・歴史

<1976~1988年>(初代教授:熊原 雄一 1976年2月~1988年3月)

1976年6月1日に老年病医学講座(第四内科)が開講し、高血圧、老化・カルシウム、糖尿病、遺伝、甲状腺の5研究室体制で老年病医学の基盤確立を進めました。

<1988年~2007年>(第2代教授:荻原 俊男 1988年12月~2007年3月)

分子生物学的手法による老年医学研究を推進した時代で、早老症(Werner症候群)遺伝子の発見、各種高血圧遺伝子や糖尿病遺伝子の発見と機能解析、効率の良い遺伝子導入法を用いた臓器再生や遺伝子治療の研究など、多くの成果を上げました。

  • 1997年4月には改組に伴い、加齢医学講座に改称しました。
  • 2003年3月に、臨床遺伝子治療学講座が独立し、森下竜一寄附講座教授が着任されました。現在も当講座と一体となって活動いただいています。
  • 2005年4月には、加齢医学講座と病態情報内科学講座腎臓研究室が合併し、講座名を老年・腎臓内科学と改めました。

<2007年~2023年>(第3代教授:楽木 宏実 2007年11月~2023年3月)

高齢者高血圧をはじめとする生活習慣病対策に加えて、老年医学研究分野を拡大し、認知症、サルコペニア、フレイルといった新しい分野に取り組みました。診療科の枠を超えた高齢者診療や、地域在住高齢者コホート研究を基にした高齢者ヘルス研究も大きく進展しました。

  • 2013年に楽木教授が附属病院総合診療部の部長を兼務し、当講座で総合診療に取り組む体制を構築しました。
  • 2015年10月に内科学講座の再編があり、当教室の腎臓研究室が腎臓内科学講座として独立し、准教授であった猪阪善隆先生が初代教授に就任されました。同時に、当教室は老年・総合内科学講座と改称して現在に至っています。

<2023年~現在>(第4代教授:山本 浩一 2023年11月~現在)

新規老化メカニズムを標的とした治療法の開発やフレイルへの介入研究に必要な評価法の開発を行い、老化を直接抑制して健康寿命を延伸させる治療法の実現を目指します。診療においては老年内科・総合診療科のシナジー効果を活かしてプロフェッショナルな「老年・総合診療内科医」を育成すること、AIを含めた先進医療を病院診療に導入することで、阪大病院の発展に寄与する先進的な老年科診療と世界への展開を目指していきます。

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