関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、混合性結合組織病、多発性/皮膚筋炎、血管炎症候群などの膠原病、膠原病類縁疾患として、シェーグレン症候群、ベーチェット病、成人型スチル病、リウマチ性多発筋痛症、アレルギー疾患として、気管支喘息や好酸球増多症の診療にあたっており、また古典的不明熱にも対応しています。現在、約1200名の膠原病、膠原病類縁疾患とアレルギー性疾患で約600名の患者さんが外来通院されておられます。
大阪大学は、免疫学の分野では世界的な業績を生んでいます。その中の成果のひとつである抗IL-6受容体抗体は、当教室にて臨床現場に導入され、日本では関節リウマチなどに対して保険適応が認可され現在実際に使用されている治療薬です。また、これまで通常の治療では効果が得られなかったいくつかの難治性免疫疾患にも治療効果を認めており、非特異的な免疫抑制治療から分子標的療法が可能な時代になってきています。
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