受託サービス

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共同研ゲノム編集センター

受託解析サービス部門

モデル動物開発部門(学外の受託も可)

レンチウイルス shRNAライブラリ配布

レンチウイルス shRNA ライブラリ (シグマ Mission) をバイオリサーチソースとして設備しております。
学内限定で配布 (有償) しています。大腸菌での配布になります。

サービス内容

ライブラリ情報

シグマ Mission

受渡し場所

共同研究棟7階 管理室 (D71-03)

受渡し時間

月曜日〜金曜日 15:00〜17:00 (祝日を除く)

クローン情報検索

シグマHPより目的のライブラリの TRC 番号またはクローン ID を検索します。 ヒト・マウスの全クローン (TRC1.0 および TRC1.5 シリーズ) を揃えていますが、シグマ HP の更新状況によってはすでに販売中止となり共同研に 導入されていないクローンが検索されることもあります。
以下が共同研所有クローンのリストになります。
ご自由にダウンロードください。
TRC 1.0 Human Shipment 1 (zip 形式, 約 1.4 MB)
TRC 1.0 Human Shipment 2 (zip 形式, 約 1.4 MB)
TRC 1.0 Human Shipment 3 (zip 形式, 約 1.5 MB)
TRC 1.0 Human Shipment 4 (zip 形式, 約 1.4 MB)
TRC 1.0 Mouse Shipment 1 (zip 形式, 約 1.5 MB)
TRC 1.0 Mouse Shipment 2 (zip 形式, 約 1.5 MB)
TRC 1.0 Mouse Shipment 3 (zip 形式, 約 1.5 MB)
TRC 1.0 Mouse Shipment 4 (zip 形式, 約 1.0 MB)
TRC 1.5 Human (zip 形式, 約 1.9 MB)
TRC 1.5 Mouse (zip 形式, 約 0.9 MB)

注文の流れ

ご利用前に共同研MyPageのユーザーID登録をお願いいたします。
ユーザー登録は右上のアイコン「MyPage」よりご登録いただけます。
シグマHPにて目的クローンのTRC番号をご確認ください。
共同研MyPage にログイン後、shRNAライブラリWEB受託ページにて必要事項を入力しご注文ください。

ご注文方法の詳細は >こちら(PDF)

申込実行の前にクローンID、遺伝子組換え実験計画書の情報(必須)、受取希望日(必須)を必ずご確認ください。注文後のキャンセルは原則いたしかねます。
受取日時を変更希望の場合は必ずLVstaff@ctrlab.med.osaka-u.ac.jpまでご連絡ください。

遺伝子組換え申請

使用の遺伝子に添った「遺伝子組換え実験申請」および「病原体取扱」のWEB申請が必要です。

1) DNA の種類と名称: 注文の shRNA が含まれる包括的な内容であること。

2) 宿主 (ウイルスを含む): 宿主は大腸菌K12株あるいはB株(このくくりで問題ありません。DH5αは細かすぎると思われます)、レンチウイルスを申請していること

3) ベクター:shRNA配列が含まれるpLK-0.1-puroはpBR系。
(2次感染ウイルスを産生しないベクター)と括弧書きのこと。
ウイルス作製ベクターとしてpUC系も選択することを推奨。
拡散防止措置 P1 および P2 を申請していること。

4) ウイルス産生細胞:293細胞かT1細胞と思われるためどちらか記載のこと。

5) ウイルス感染細胞:動物細胞か植物細胞を記載のこと。


以上の内容が必要になります。必ず申込時には追加変更申請をしてからご依頼ください。
遺伝子組換え申請書 注意事項

申請許可が出るまで最長で 3 か月かかる場合があります。
お急ぎの方は shRNA担当者(寺尾、内線:3890)までご相談ください。

病原体等取扱届

shRNA ライブラリをウイルスにして実験に用いる場合は、 「BSL2 病原体等取扱届」を大学に提出する必要があります。 実験内容に添った書類を各学部の研究推進係に提出ください。 詳細は、各ラボの取扱責任者もしくは研究推進係にお問い合わせください。

ベクター情報

TRC1.0 と TRC1.5は同じベクターです。 Mission shRNA ベクターの shRNA 配列確認用のシーケンスプライマーは以下の配列になります。
F: gtccctgtaataaacccgaaaattt
R: caaggctgttagagagata

補足事項

・設備とマンパワーに限りがあるため、当面は 1 回 20 クローンまでの制限数とさせていただきます。

・大量注文によるディスカウントは予定しておりません。

・製品形態は大腸菌グリセロールストックをLB-amp (カルベニシリンを用いています) の入った 96 well プレートに植菌したものとコロニーで配布いたします。

・プラスミド精製及びウイルス作製の受託サービスはおこなっておりません。

・TRC1.0 および TRC1.5 バージョンの配布になります。

・プラスミドはアンピシリン耐性ですが、共同研ではシグマ推奨のカルベニシリンを用いています。

・TRC2.0 バージョンおよび shRNA コントロールは配布しておりません。

・ウイルス粒子作製のための Supporting Plasmid は配布しておりません。
シグマ社 Lentiviral Packaging Mix Plasmid DNA は以下になります。
製品番号SHP001

・ノックダウンの保障は共同研ではいたしかねます。

・分注には万全の体制で臨みますが、万一大腸菌が増えなかった場合は、同じクローン内容を無償で分注致します。それ以上の保障はご容赦願います。

お問合せ

ご不明な点がありましたらshRNA担当者(寺尾)までご連絡ください。
LVstaff[at]ctrlab.med.osaka-u.ac.jp

受託サービス料金

 

医学部料金

医学部外料金

レンチウイルス shRNA ライブラリ

10,000 円/クローン

利用料支払いについて

四半期ごとに集計し、共同研より請求をいたします。

第 4 四半期の利用料支払いについて

共同研有料サービスの支払いは、『第 4 四半期分の科研費による支払いについては第 3 四半期分の移算と同時に行う概算払い (見込み金額による支払い) で可能とする。』となっています。
ご不明な点は共同研 (内線: 3790) までお問い合わせください。

shRNA 関連製品について

シグマの HP にある情報を基にしてまとめてあります。ご参考になりましたら幸いです。

価格、納期、ご注文方法

バリデートと保証の範囲

製品全般

コントロール

スクリーニングライブラリー

プロトコール、技術情報

価格、納期、ご注文方法

価格は、支払方法は

大腸菌の配布で価格は 1 万円/クローンになります。お支払は、四半期ごとに集計をおこない、医学部事務から請求をさせていただきます。

注文方法は

シグマ遺伝子情報検索サイトでターゲット遺伝子を検索し、種別、遺伝子名 (Symbol)、TRC 番号、バリデート情報をご確認ください。
共同研MyPage にログイン後、shRNAライブラリWEB受託ページのレンチウイルス shRNAライブラリ配布 [ ライブラリ検索 ]機能にて希望クローンを選択ください。
財源(空白可能)、遺伝子組換え実験計画書(必須)、受取希望日(必須)についてもご入力後に申し込みください。
「申込実行」の前に必ず注文内容をご確認ください。

ご注文方法の詳細は >こちら(PDF)

納期は

通常、受注確認からお渡しまで 1~3日いただきます。
MyPageの「現在の注文一覧」にて受注状況をご確認いただけます。
受注状況は「注文確認中」「注文確認済み」「納品済み」の順番で進みます。
「注文確認済み」の受渡日時(確定)をご確認ください。
受取日時を変更希望の場合は必ずLVstaff@ctrlab.med.osaka-u.ac.jp までご連絡ください。

受取の形態は

大腸菌は LB-amp プレートにストリークしたコロニーと、LB-amp 培地の入った 96-well プレートに植菌した状態でお渡しします (50μL、カルベニシリンを用いています, 4℃)。 プレートは通気性のシールを貼った状態です。
MyPage「現在の注文一覧」に記載の受渡日時に共同研究棟7階管理室(D71-03)までお越しください。

納品時に必要な提出書類は

(1) 試料、 (2) クローン分配表、(3) 納品書、(4) カルタヘナ誓約書をお渡しいたします。
カルタヘナ誓約書はその場でサインをしていただきます。

試料の持運びは

試料は二重に包装して持ち運びください。 プレートが入る取っ手のついた容器 (フリーズボックスなど) をお持ちいただくと持ち運びが便利です。

製品使用に対し何かの法規対象になりますか

本製品は「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律 (通称カルタヘナ法)」の使用規制対象品となります。

ご使用に際しては、規制に即し適切にお取り扱い下さい。 詳細はカルタヘナ法法規関連資料をご参照ください。

必要とされる実験施設のセーフティレベルは

医学部内では大腸菌は P1 レベル, 組換えウイルス作製は P2 レベルになります。その他の学部では施設管理者の方にご確認ください。 大腸菌の配布にあたり、ベクター「 pLKO 誘導体」について P1レベル での遺伝子組換え実験申請をしている必要があります。 まだ申請されていないラボでは、追加変更申請をお願いいたします。P2 レベルに関しては、利用される組換えウイルスの手法に添った内容を申請ください。

バリデートと保証の範囲

ノックダウンの保証はしていますか

【ノックダウン効率の確認手順】
以下のURLへアクセスしてください。
https://www.sigmaaldrich.com/JP/ja/semi-configurators/shrna
検索窓にTRC番号(TRCN...)を入力し検索します。
表示されたリストの「バリデーション」欄が「検証済み」となっているものは、右側の「詳細」をクリックすることで、実際の数値(%)を確認いただけます。

ノックダウン検証済みのクローンはありますか

約 30% の 80,000 クローン, 17,000 遺伝子ターゲットについてバリデーションが完了しております (2013 年 3 月現在 シグマ社)。

製品全般

siRNA (化学合成) と比較すると、Mission shRNA 製品のメリットは何ですか

エンベロープタンパク質を VSV-G に置換したレンチウイルスを利用することにより、幅広い細種に感染可能です。 また、shRNA をゲノム配列に組込むことにより、長期間の安定的なノックダウンが可能です。

利用できる遺伝子数は

ヒト 18,831 遺伝子 (108,635 クローン), マウス 18,445 遺伝子 (90,495 クローン) のライブラリーをコレクションしています。 TRC Ver.1 / 1.5になります。各ターゲット遺伝子につき 2〜20 クローンずつ利用可能です。

詳細は>こちらをご覧ください。

プレデザインshRNAの詳細は >こちら から検索いただけます。

shRNA のデザインは、各クローンは標的遺伝子のどこを切断するのですか

シグマ社の shRNA の配列デザインは以下のとおりです。

(Dicer で切断される領域)

[ヘアピンのループ構造]

(CCGG) -sense- [CTCGAG] -anti-sense-(TTTTTG)

「sense」の部分の配列が標的遺伝子の、どこに該当するかを検索していただければ切断箇所が分かります。

ターゲット遺伝子のクローンリストはありますか

遺伝子リストのファイルはご用意しておりません。シグマ社遺伝子情報検索サイトにて検索してください。

Gene ID., Gene Symbol, RefSeq ID などで検索可能です。

TRC とは

The RNAi Consortium の略で、ハーバードメディカルスクール, マサチューセッツ工科大学, やノバルティス, イーライ・リリー, シグマアルドリッチなどの企業をふくめ、 世界的な研究機関で構成されております。

詳細は>こちらをご覧ください。

TRC1, TRC1.5, TRC2 とは

TRC1 は pLKO.1-puro ベクター骨格を有したライブラリーです。

TRC1.5 は TRC1 と同じベクター骨格を使用していますが、シグマ社オリジナルのライブラリーで、 他社では販売しておりません。

TRC2 は共同研では配布していませんが、pLKO.1-puro ベクターに WPRE (the Woodchuck Hepatitis Post-Transcriptional Regulatory Element) を追加した新しいベクター骨格を有したライブラリーです。

詳細は>こちらをご覧ください。

なぜ Mission shRNA レンチウイルスは様々な細胞に感染できるのですか

野生型の HIV は、ウイルスのエンベロープタンパク質 gp120 が宿主細胞膜表面の CD4+ ケモカインレセプターに結合するため、CD4+ ケモカインレセプターの細胞のみ感染できます。

それに対して組換え HIV である Mission shRNA レンチウイルスはエンベロープタンパク質を VSV-G に置換することで、広域の宿主細胞に感性性を持っています。また、非分裂細胞にも利用できます。

製品の使用にあたり、ライセンスの制限がありますか

大阪大学のみのライセンスになります。他大学への譲渡等はできません。また、知的所有権については研究目的では問題がございません。

文献に引用する時はどのように記述すればいいでしょう

TRC1 でヒト遺伝子の場合は 『MISSION TRC-Hs1.0』, マウス遺伝子の場合は 『MISSION TRC-Mm1.0』 と明記して下さい。 この記述で 『MISSION shRNA の TRC Ver.1.0』 という意味になります。

TRC1.5 の場合は末尾を 『1.5』 としてください。

また、謝辞に 『共同研究実習センター』 の名前を記載いただけると幸いです。

MISSION shRNA プラスミドのベクターマップ、配列などはありますか

あります。

TRC1 (/1.5) と TRC2 の違い, 各コントロールベクター, パッケージングプラスミド, カスタム用 MISSION shRNA ベクターコレクションなど詳細情報がございます。

大腸菌グリセロールストック製品の大腸菌株は

DH5α-T1R (GC5株) を使用しています。

アデノウイルスを使用した shRNA 製品はありますか

MISSION shRNA はレンチウイルスのみのご提供となります。

コントロール

ネガティブコントロールに適した製品はありますか

MISSION shRNA 導入のネガティブコントロール用として、non-target shRNA がお勧めです。 non-target shRNA はヒト, マウス遺伝子と 4bp 以上のミスマッチがあるため、ヒトおよびマウスのどの遺伝子発現もノックダウンしません。

プラスミドは (TRC1: 製品番号 SHC002, TRC2: 製品番号 SHC202)

レンチウイルス粒子は (TRC1: 製品番号 SHC002V, TRC2: 製品番号 SHC202V) をシグマにて販売しております。

コントロールの詳細は>こちらをご覧ください。

ポジティブコントロール, ノックダウン効率の確認に適した製品はありますか

MISSION shRNA のノックダウン効率確認のポジティブコントロール用として、既に発現している TurboGFP をノックダウンする製品がございます。

TurboGFP ノックダウン用 shRNA プラスミド (TRC1: 製品番号 SHC004, TRC2: 製品番号 SHC204)

TurboGFP ノックダウン用 shRNA レンチウイルス粒子 (TRC1: 製品番号 SHC004V, TRC2: 製品番号 SHC204V) を販売しております。

これらの shRNA が導入された細胞は、既に発現している緑色の蛍光が消失します。

コントロールの詳細は>こちらをご覧ください。

ポジティブコントロール、shRNA の導入効率の確認に適した製品はありますか

MISSION shRNA 導入のコントロール用として

TurboGFP 発現用プラスミドは (TRC1: 製品番号 SHC003, TRC2: 製品番号 SHC203)

TurboGFP 発現用レンチウイルス粒子は (TRC1: 製品番号 SHC003V, TRC2: 製品番号 SHC203V) をシグマにて販売しております。

これらの shRNA が導入された細胞は緑色の蛍光を発します。

コントロールの詳細は>こちらをご覧ください。

蛍光タンパク質発現用のコントロールが多数ありますが、どのように選択したらよいですか

目的に応じた蛍光をご選択ください。

各蛍光波長、製品との対応表、 詳細は>こちらをご覧ください。

スクリーニングライブラリー

スクリーニング用 (多数の遺伝子を確認する) の製品はありますか

共同研では用意はございませんが、シグマでは様々なタイプのライブラリーが販売されています。

詳細は>こちらをご覧ください。

遺伝子ファミリーセットの販売はありますか

共同研では用意はございませんが、シグマでは、ヒト 21 種類, マウス 3 種類の遺伝子ファミリーセットがご利用可能です。

遺伝子ファミリーセットは>こちらをご覧ください。

※遺伝子ファミリーセットの遺伝子リストは開示しておりません。

プロトコール、技術情報

各 shRNA 製品のプロトコールは

基本的なプロトコールについて、まずは>こちらをご覧ください。

pLKO.1 ベクターの安定性、レンチウイルスの安定性などのデータは

基礎データの詳細はMISSION Application Dataをご参照ください。

shRNA 発現プロモーターは何ですか

human U6 promoter (pol III promoter) を導入しております。

pLKO.1-puro は WPRE 配列を保持していますか

TRC 1, TRC 1.5 には WPRE 配列は含まれておりません。TRC 2 には shRNA 発現を安定化するために WPRE 配列を含んでおりますが、共同研ではご用意しておりません。

細胞ごとに細胞死を起こすレンチウイルスの濃度が異なります。なぜですか

細胞種によりウイルスへの耐性が異なるためです。細胞種ごとに毒性がないウイルス濃度を、細胞生存曲線を作成して見極める必要があります。

実験を始める前に、感染効率 (感染多重度, Multiplicity of Infection, MOI) を調べたいのですが、どうやるのですか。また MOI とは何ですか

MOI は 1 細胞あたりに導入されるレンチウイルスパーティクルの数を示しています。 新しい細胞系にレンチウイルスを導入する場合は、使用する各細胞系で効率的な導入に必要なレンチウイルスの最適な量を知る必要があります。 幾つかの MOI で実際にテストする事が強く推奨されます。異なる MOI 値で細胞の生存曲線を作成してご確認下さい。

詳細はこちらをご参照ください。

レンチウイルスパーティクルの高タイター作製プロトコールは

高タイター作製プロトコールはこちらをご参照ください。

titer 測定法は p24 assay の原理は

レンチウイルスのエンベロープタンパク質である p24 の測定を行っております。p24 titer assay (ELISA 法) を用いております。

詳細はこちらをご参照ください。

200 μL のウイルス (約 1×10^6 TU/mL) で何回分の実験に利用できますか

必要なウイルスは使用する細胞により異なるため、正確な回数はご回答できかねます。 たとえば HeLa や HEK293T の場合、約 50 回分の実験が可能です。 (96-well plate, 〜16,000 cells) primary cell など、遺伝子導入が困難な細胞はさらに多くの量が必要となります。 詳細はこちらをご参照ください。

ウイルスパーティクル作製、パッケージングを行うにはどうすれば良いですか

シグマ社のレンチウイルスパッケージングミックスプラスミド DNA をご利用ください。 製品番号SHP001です。

MISSION ウイルス粒子を増殖させて再度使用することはできますか

MISSION ウイルス粒子は自己増殖に必要なアクセサリー遺伝子を除去しているために増殖いたしませ。そのため、レンチウイルス粒子を再増殖して使用することはできません。

MISSION のレンチウイルスベクターと、レトロウイルスのパッケージングプラスミドを使って ウイルス粒子を作成することは可能ですか

レトロウイルス用のパッケージングプラスミドでは、作成できません。ウイルス作製に必要な遺伝子が同じ名前でも、レンチウイルスとレトロウイルスでは配列が異なります。

細胞から mRNA を抽出する時にレンチウイルスは失活しますか

レンチウイルス粒子はあまり安定ではないため、基本的に RNA を抽出する工程でレンチウイルス粒子は不活性化されます。 フェノールを含む試薬はレンチウイルス粒子を不活性化します。それ以外の方法でも cell lysate を調整するような RNA 抽出方法であれば、やはりレンチウイルス粒子は不活性化されます。

一度解凍させたレンチウイルスの保存方法は

shRNA レンチウイルスパーティクルは、一度解凍した後に再凍結して保存する事は可能です。 ただし、凍結融解の繰り返しはウイルス粒子の活性を著しく低下させるため、一度解凍した後は分注保存が適当です。 解凍は室温で容器を水につけて行い、直ちに氷上に移します。4℃ などではウイルス粒子は徐々に活性が低下し、24 時間程度しか活性が維持されない可能性があります。 可能な限り早く再凍結する必要があります。また、ウイルス粒子は遮光状態でお取り扱いください。

ウイルス濃度を高める方法は

特にウイルス濃度を高める必要がある場合は、以下の論文を参考にしてください。

Geraerts, M., et al, Upscaling of lentivirus vector production by tangential flow filtration. J. Gene Med., 7, 1299-1310 (2005).

shRNA ベクターをトランスフェクションするプロトコールは

細胞種によります。通常使用しているプロトコールで問題ありません。

プラスミドストックはエンドトキシンを排除してますか

共同研ではプラスミドでの配布はしておりません。エンドトキシンについては、測定しておりません。

大腸菌からプラスミド DNA が高収量で得られません

ウイルスベクターは抽出および精製が困難であることが知られています。 抽出にはエンドトキシン除去が可能な GenElute Endotoxin-Free Midiprep Kit (製品番号 PLED35) または GenElute HP Endotoxin-Free Plasmid Maxiprep Kit (製品番号NA0400S、NA0400、NA0410) 等をお勧めします。

さらに、一般的な方法として Mission shRNA プラスミドの収率をあげるための対処法として以下の方法がございます。

大腸菌株 GC5, GC10, HB101, DH10, DH5 を使用する。

抗生物質として Carbenicillin (例: Sigma 製品番号 C3416) を使用する。

Maxiprep を行う。

大腸菌の密度を最大にする。

共同研へのご質問・お問い合せ
staff[at]ctrlab.med.osaka-u.ac.jp
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 2-2 大阪大学大学院医学系研究科 附属共同研究実習センター