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軸索変性の分子メカニズムの解明
新学術領域研究
「シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成」
http://www.tmd.ac.jp/mri/shingakujutu/
平成23〜26年度
「軸索変性の分子メカニズムの解明」
研究代表者: 山下俊英
研究課題概要
神経軸索の変性現象は、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病などの神経変性疾患において認められ、軸索変性を適切に制御することにより、神経変性疾患による神経症状の進行を止めることができることが示唆されているが、そのメカニズムについてはほとんどわかっていない。本研究では、軸索変性誘導シグナルとゲノム高次構造の変容による自己破壊プログラムというふたつの観点からアプローチを試み、軸索変性現象を形作る分子メカニズムの全体像を捉え、効果的な作用点を探る戦略を進める。本研究で得られた基礎研究成果を土台にし、神経変性疾患における神経軸索の変性現象のメカニズムを明らかにし、軸索変性を有効に抑制し神経回路の修復を促す治療法の開発を行うことを最終目標とする。
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