ポップ外来とはポップ (POP; Pelvic organ prolapse = 骨盤臓器脱) でお困りの方を診療する専門外来です。

ポップは骨盤内の臓器である子宮が膣から、また膣壁の裏にある膀胱、腸が腟壁を介して下垂してくる、あるいは外に出てくる病気です。この病気によって寿命が短くなることはありませんが、不快感や排尿障害など、日々の生活に支障をきたして、日常生活の質を落としてしまいます。女性の約半数に生じうるとされていますが、多くの女性が「何が起こっているのかわからない」「恥ずかしくて相談できない」などと悩みを抱えながらも、なかなか受診ができない方がまだまだ多い病気です。もしそういう状態になったとしても恥ずかしいと感じる必要は全くありません。ポップ外来ではそのような症状をお持ちの方に、まず病状をわかりやすく説明し、様々な治療法を提案しています。生活習慣の見直し、骨盤底筋体操の指導、リング療法(ご自身で管理をすることも可能です)、手術療法(自己組織修復術(膣式・内視鏡)、腹腔鏡・ロボット支援下仙骨膣固定術、膣閉鎖術)といった、様々な治療選択肢をご提案可能です。遠慮なくご相談ください。

外来の詳細

外来日 毎週火曜午後
担当医 遠藤誠之、小玉美智子