DISEASES対象疾患

脊椎・脊髄疾患


脊髄腫瘍、頭蓋頚椎移行部疾患と脊椎変性疾患を中心に治療を行っております。
手術では顕微鏡と内視鏡下の正確な除圧・摘出と、インストルメンテーションの適切な使用による内固定を行っています。


脊髄腫瘍せきずいしゅよう

根治性と神経機能の温存を第一に考え、術中神経モニタリングを行い、病態に合わせた治療を行っています。 病理診断によっては、放射線治療や化学療法を行います。
主要疾患
上衣腫、星細胞腫、髄膜腫、神経鞘腫、血管芽腫


脊髄血管障害せきずいけっかんしょうがい

脊髄の血液循環障害、出血や圧迫により症状が出現します。 治療は血管内手術と外科手術があり、適宜最適な方法を行っています。 外科手術中に脊髄血管造影撮影を行うこともあります。

主要疾患
海綿状血管腫、硬膜動静脈瘻、辺縁部動静脈瘻、髄内動静脈奇形


頭蓋頚椎移行部疾患ずがいけいついいこうぶしっかん

頭蓋頚椎移行部は、頭蓋底から上位頚椎、副咽頭間隙に及びます。 重要な神経・血管が存在し、多様な筋・靭帯・関節構造が協調して繊細・複雑な頭部運動を可能にしています。 360度のアプローチからの顕微鏡・内視鏡手術とインストルメンテーション手術を行っています。
主要疾患
キアリ奇形(脊髄空洞症)、頭蓋底陥入症、髄膜腫、神経鞘腫、歯突起骨折、環軸椎亜脱臼、歯突起後面偽腫瘍


脊椎変性疾患せきついへんせいしっかん

椎間板の変性、椎体と関節の変形、靭帯の肥厚などが生じ、脊髄あるいは神経根を圧迫し、症状が出現します。 保存的加療で日常生活が制限されるようであれば外科治療を検討します。 術前シュミュレーションによる正確なインストルメントの設置を計画し、術中はナビゲーションを使用します。 手術侵襲の低減と手術時間の短縮をはかっています。
主要疾患
椎間板ヘルニア、脊椎症、靭帯骨化症、脊柱管狭窄症、分離すべり症、変性すべり症、変形性脊椎症、成人変形側弯症


脊椎外傷せきついがいしょう

当院の特殊救命救急、関連施設と連携して対応しています。

主要疾患
脊椎脱臼骨折、脊椎破裂骨折


脊髄損傷せきずいそんしょう

慢性期脊髄損傷に対する嗅粘膜移植法(先進医療)
脊髄損傷後神経障害性疼痛(AMED)





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大阪大学医学部脳神経外科
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