①研究概要（対象・目的・方法）

1.対象

阪大病院で既に脳・心臓・腫瘍PETあるいはPET/CTを撮影された患者さんを対象とします。

2.目的

PETで撮影された脳・心臓・腫瘍など全身の画像情報を解析することで、新たな知見をもとにした撮影検査手順への応用の可能性を探索することを目的としています。

3.方法

阪大病院で既に撮像された脳・心血管疾患、悪性腫瘍の患者さんを対象とします。これらの対象者のPET画像、CT画像、MRI画像、診療情報を収集し病巣の部位、病歴、PET画像信号の分布、時間変化等を検討します。撮像に際しては、その撮像範囲を十分広く設定し、心臓や呼吸運動の補正を行い、その精度を評価します。画像に対しては、いろいろ条件を変えた再構成法で画像を作り直し、生成された画像に対して解析、読影実験などを行います。それらの結果について解析を行うことによって、診断に必要な多くの情報を得られる方法を検討します。

②研究の開示について

この研究について、さらに詳しい内容を知りたい場合は、他の被験者さんの個人情報保護やこの研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画、方法（および結果）について説明を受けることができます。

③個人情報の扱いについて

いかなる場合におきましても、あなたのお名前や住所等プライバシーにかかわる事項は一切公表されることはありません。この研究では、被験者様の名前を用いず、順番に付けられた番号で取り扱います。したがって、研究の過程において、研究担当者にしかお名前がわからない状態になります。

④研究機関名

大阪大学医学部附属病院

⑤研究責任者名

核医学診療科　加藤 弘樹