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研究課題:前立腺癌のAI画像診断支援システムの開発

研究責任者氏名
渡部 直史
研究期間
2021年9月30日 〜 2025年3月31日

1.研究の対象

当院にて[18F]PSMA-1007 PET/CT検査を受けた患者さんを対象とします。

検査日
西暦 2019年9月1日 〜
研究に用いる試料・情報の種類
カルテ情報

2.研究目的・方法

研究目的・意義

前立腺癌は近年増加傾向が著しく,2017年の罹患数は男性の癌で第1位となっています。前立腺癌に特異性の高いバイオマーカーとして,前立腺特異的膜抗原(prostate specific membrane antigen,PSMA)が見出され、PET診断薬の18F-PSMA1007は高いコントラストを与え高精度で病変を検出できる製剤です。当院では、2019年9月より前立腺癌の患者を対象とした8F-PSMA1007 PET臨床研究を既に実施しており、従来の画像診断では指摘が難しい転移・再発病変が検出できることがわかっています

本研究の目的は、臨床研究で実施した18F-PSMA1007 PET/CTの診断精度をさらに高めるために、臨床研究の中で得られたPET/CT画像データを活用し、AI (Artificial Intelligence)技術による前立腺癌画像診断支援システムを開発することです。

研究の方法

大阪大学医学部附属病院にて既に取得された18F-PSMA-1007 PET/CT画像を用いて、研究代表施設の東京医科歯科大学に匿名化画像として提供し、前立腺癌の画像診断支援システムを開発します。なお、当該PET/CT画像を別の研究で使用することについては、既存の臨床研究(「前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたPET診断能の評価(UMIN試験ID:UMIN000037697)」)において、各研究対象者から書面で同意を頂いています。

3.個人情報の取扱い

今回の研究における匿名化画像の利用においては、個人が特定されることはなく、プライバシーは保護されます。また当該画像を別の研究で使用することについては、既に各研究対象者から書面で同意を頂いておりますが、本研究への質問や参加拒否をされる方は下記に連絡下さい。参加を拒否された場合でも、不利益を被ることは一切ありません。

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
住所:〒565-0871 吹田市山田丘2-2 
電話:06-6879-3461
担当者の所属・氏名 
大阪大学医学部附属病院核医学診療科・渡部直史