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ふたご研究に関する市民公開講座(Web聴講)のお知らせ

第7回 保健学科市民公開講座は「無限の可能性をもつふたご研究」です。

下記からご覧ください。

ミニコラム:卵性診断

警察の捜査でも使用されている個人の一致度を検査する方法。

理論上、偶然一致する確率は1000億分の1以下といわれています。

 

一卵性と二卵性って何ですか?

 ふたごには一卵性と二卵性があることは、皆さんも聞いたことがおありかと思います。一卵性は一つの受精卵が母親の胎内で二つに分かれるのに対し、はじめから二つの受精卵として育っていくのが二卵性です。そのため、一卵性のふたごは全く同じ遺伝情報を共有していますが、二卵性では年の異なる兄弟姉妹の場合と同様に遺伝情報の半分を共有しています。

 

ふたごの卵生診断とはどのようにおこなっているのですか?

 卵性診断とは、一卵性か二卵性かを判断することをいいます。

 当センターでは、血液を用いた卵性診断を行っています。まず、お二人から血液を採取して、その血液中に存在する細胞を生化学的に処理することで「人体の設計図」とも言われるDNAを抽出します。

 DNAは30億個もの「塩基」と呼ばれる構造を持つ分子が鎖状につながっていますが、細かく見ると、その塩基の配列(並び方)は一人一人微妙に異なっています。

 卵性診断で着目するのは、これらの「塩基配列の繰り返し」です。この「繰り返し」は通常、ひとによって異なるのですが、一卵性のふたごの場合には、全く同じ遺伝情報を共有しているため一致するのです。

 こうして、「塩基配列の繰り返し」が一致する場合には一卵性、しない場合は二卵性であると判断することが出来ます。親子鑑定や、法医学の場合でも使われる信頼性の高い方法です。

 

 卵性診断の結果をご覧になって、「自分たちは一卵性だと思っていたら、二卵性だった」などとびっくりされる場合があるかも知れません。あるいは、「お互いにこんなに違うのに、一卵性のはずがない」とお感じになられるかも知れませんね。でもそれは、「一卵性ならば何もかもそっくりなはず」という先入観がそう感じさせているような気がします。

「人体の設計図」であるはずのDNAが同じなのに。なぜ違いが生じるのでしょうか。それはまさに、当センターのふたごの研究を通じて明らかにしたい大きなテーマです。

 

(ニュースレターNo.01より)