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ひとこと日誌Message


2004年度〜2011年度は、京都大学時代の加藤研究室の【ひとこと日誌】です。
2012年度〜は、大阪大学の加藤研究室からの【ひとこと日誌】を綴っていきます。

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2006年2月20日(月) はじめまして


昨年の夏から、研究室の入り口付近に「どすん」と座っている金井と申します。研究熱心で個性的なメンバーに囲まれ、たまにカルチャーショックをうけながら事務方面のお手伝いをさせていただいております。人間ウォッチングが趣味の私としましては、日々楽しく過ごすことができ金井家の夕食の話題に研究室の方々が登場することは少なくありません。

 そんな加藤研ですが、来年度から新しいメンバーが増えます。現在、その準備に奔走しているわけですが、書類に埋もれ、期日に追われ、大変な反面、わくわくします。

 それぞれの個性があるから、オーケストラは美しいハーモニーを奏でることができるのです。
(もちろん研究においては、それぞれがソリストであることも重要ですが)

 春からさらにパワーアップするであろう加藤フィルははたしてどんな演奏をするか、乞うご期待!です。

(金井 三奈)




2006年2月7日(火) ひとこと日誌を書くまでの道のり

 立春なのに大寒な陽気。ラボの人数が増えたものの、相変わらず寒いので耐寒に余
念がありません。とは言っても、窓際に段ボール、片手に温かい飲み物くらいですが。

  ご存知の通り、ひとこと日誌はラボのメンバーでまわしています。現在7人(たまに8人)ですが、順番がまわってくるのが早い! ほっとしたのもつかの間、「赤いポスト」が机の上に置かれます。置いてくれるのは、ひとこと日誌更新係の加納さん。この「赤いポスト」は貯金箱で、最近は街中では見かけなくなった一昔前のかたち。日記を書くたびにお金を入れるわけではありません、念のため。
実は昨年末わたしの順番が来たのですが、ちょっとズルをして牧菜さんと伊東さんに頼み込んで先に書いていただきました。特にワイロも要求されず、お二人とも快諾。次は誰に替わってもらおうかなどと邪な考えを何とか捨てて、自分の順番だと名乗り出たのは1月中旬でした。
この時期から、わたしの汚い机の上には「赤いポスト」が鎮座していました。あまりにも汚いからか、妙に机に馴染んでいます。そう、汚い机のオアシスのような。だからというわけではないのですが、ひとこと日誌を書かなければならないことを約2週間ほど完全に失念してしまいました。そこへ加納さん、絶妙なタイミングでわたしにリマインド。まだ何の準備もしていないため、「すみません。来週中には書きます」と申し訳なさ気に答えるしかありませんでした。
そして昨日。
「山本さん、ひとこと日誌よろしくね」。
とうとうボスからリマインドが……。


(山本芳栄)


2006年1月18日(水) 生命科学と社会のコミュニケーション研究会

 先週14日(土)、第3回生命科学と社会のコミュニケーション研究会「実践から研究へ」がひらかれました。
これまでのテーマ「サイエンス・コミュニケーションの最前線」「出版される科学」と比べると事前申込者が少なく、「やっぱり、研究としてコミュニケーションというのは難しいのかな・・・」と少々深刻な空気が漂った加藤研でしたが、ふたを開けてみると当日参加者が多く、質疑応答も活発でした。

 大阪大学の小林傳司さんは、「私はむしろ『研究から実践へ』です」と前置きして、まず科学哲学と科学社会学の概観をわかりやすく示してくださいました。「学生が大学院に進学すると、根本的な問いをだんだん発さなくなり、『君もわかってきたね』と言われるようになる」という例を、パラダイムが共有されて効率よく知識が生産される「通常科学」の説明として挙げられ、笑いつつ身につまされました。また、1970年前後を境に科学批判の議論が世界的に深まったということも、具体的な例を豊富にまじえて解説してくださいました。
今後は「看板方式」のような、日本発で世界に通用するコミュニケーションモデルづくりを目指されるそうです。

 農業生物資源研究所の山口富子さんは、先端科学技術の社会学的分析、とくに言説分析について、ご自身の立場や用いている手法について具体的にご紹介くださいました。まず「社会問題の社会構築主義」、つまり、例えば遺伝子組換え作物の商業化やアルコール中毒といった事柄が問題であると社会で認識されるまでには、その問題に利害関係のあるさまざまな立場の人どうしの社会的な相互作用があるという考え方を解説されました。その相互作用がどのようなものであったかを精査するために、聞き取り調査や参与観察、印刷物などのデータを収集し、誰がどのような発言をしたかということを定量的・定性的に調べます。
質疑応答では、調査の具体的な方法やデータの解釈について、生物系の研究者も興味をもって活発に質問していました。

  最後の討論では、科学と社会をテーマとした研究を「何のために」おこなうかという議論がなされました。社会問題をテーマにしている以上、論文さえ出ればめでたしというわけにはいかないという考え方がある一方で、問題に対する自分の立場を表明してしまうと、分析や仲介の中立性を保つことが難しくなります。
現状を分析しながらタイムリーに問題解決に寄与するために、どのような研究をどのような立場でおこなうか。科学と社会についての研究を進める上で、つねに考えなければならないことです。
さらに、単純に「科学と社会」とは言えなくなってきている現状があります。何らかの専門家であっても、すこし分野が離れるとほとんど素人ということは珍しくありません。研究者が集まると、それは専門家集団というより、いろいろな立場の人を含む「社会」を形成しているといえます。科学と社会のコミュニケーションを考えることは、結局、科学が関わるコミュニケーションについて考えることにほかならないと思います。

(伊東真知子)

2006年1月12日(金)「福岡の熱気」

あけましておめでとうございます。みなさまの2006年がよい年でありますように。

 さて、昨年の12月の話題です。福岡で行われた分子生物学会の枠特別枠ワークショップに参加して参りました。以下、その報告です。

 9日の「研究を伝えること、研究に伝えること−生命科学のコミュニケーション−」のワークショップでは、コミュニケーションの現場で活躍する若手の面々が登場しました。リアリティあふれる発表は、どれも具体的な示唆に富んでいて非常に興味深かったです。フロアも交えたディスカッションでは、「研究者は、研究とアウトリーチ活動をどう両立させるべきか」「研究者のアウトリーチ活動に対する評価はどうしたらよいか」といった話題について、活発な意見交換が行われていました。

 10日の朝は、「初等中等教育における生命科学教育の危機的状況に向かって-研究者と高等学校の真の連携を考える-」というタイトルのワークショップでした。現場で試行錯誤をしておられる高校の先生方の、「実体験」をもとにした発言には、説得力がありました。カリキュラム作りの問題だけでなく、他の教科との連携をどうするか、大学との関係をどうするか、といった幅広い話題が次々と提示されました。また、生命科学の研究者コミュニティが声を上げることも、強く求められていました。

 11日の日曜日には、エルガーラホールで「ミニ・ゲノムひろば」が行われました。学生さんたちが大勢来場してくださって、大盛況! 私も、「そもそもゲノム」の解説員としてパネルの前に立ちました。熱心な高校生と一緒にパネルをまわって、はしゃいできました。同時に行われた市民講座でも、それぞれの先生が面白い話題を提供して下さいました。石川冬木先生のお話を聞き、なんとか一日の摂取総カロリーを減らそうかと思いましたが、博多の美味の前に、試みはもろくも崩れ去りました。

(加藤牧菜)



2005年12月29日(木)

加藤研って何をやっているのか分からない、という声を耳に致します。そんなときは、是非このサイトをご確認下さい。
http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/seimeibunka.html
そして是非、疑問点を私達にぶつけてください。お答え、そしてお応えできるかどうかは分かりません。でも、その一歩がなければ、何も始まらないのです。


(東島 仁)


2005年12月2日(金)「生命倫理」

 「――こいつらは、所詮その道の熟達者に過ぎん。晋作は、ひとり冷やかであった。その道の熟達者、いまの言葉で言えば専門家であろう。学芸や技術の専門家というのは、それぞれ専攻する部門において、常人を越える知識と見解を持つ。その専門的知識や見解は、文化の進展という面では珍重すべきであろうが、多面性を持つ異文化に直面すると、その専門とする一部門に囚われて、大局観を欠く。」

 これは池宮彰一郎氏の『高杉晋作』の一節である。私はこの一節を読んだ時に、この記述は、生命倫理についても当てはまるのではないかと感じた。というのも、生命倫理を学ぶには、法学、自然科学、歴史学、政治学、社会学、経済学、哲学、倫理学、心理学、宗教学など多くの学問の助けを借りなければならないからである。要するに、生命倫理に関する問題を考えるためには、単に自分が専門とする分野の知識だけでは足りず、多様な素養や広い知識が必要となるのである。

  もっとも私自身は、多様な素養や広い知識などと呼べるようなものは現在持ち合わせてはいないが、多様な素養や広い知識を有する状態に少しでも近づけるように日々学問を積み重ねていきたいものである。

(元越 勇人)




2005年11月25日(金)「いで玉虫」

玉虫色、ときに彩 equivocal。
学会シーズンの秋。情報を知識として、玉虫は更なる彩を授かります。しかし、消極的にはequivocal。曖昧さを意味します。科学コミュニケーションという言葉を、たくさんたくさん消化するうち、私は、私の一番好きな色を見失いそうになるのです。活発なこの分野で、まさか「いでカタツムリ」になるわけにはいかず、焦った結果の玉虫色。

玉虫色、思う彩 iridescent。
真珠のような光沢の、「きれいだね」と言ってもらえる羽が欲しい...願わくは一枚、欲張って数枚。

(井出絵実子 改めいで玉虫)



2005年11月18日(金) 「高校化学に生命化学!!」

 今回は残念ながらケーキの話ではないです。期待していた人はごめんなさい。

あまり知られていないのですが、一昨年から始まった新課程における「化学2」という科目において「生命と物質」という章が加わりました。中身をのぞいてみると、DNA, ATPといった分子が構造式で示され、その役割についてもきっちりと書かれています。まさに「生命科学」そのものという感じで、充実の内容です。しかし、教育現場は混乱しているようで、生物はわからないから授業では取り扱わないと明言してしまう先生もいるぐらいです。生物と化学の乖離が生み出した混乱なのでしょう。

打開策として「生命科学」という科目が新設され、両科目の融合が図られることを切に望みます。


(加納 圭)




2005年11月11日(金) 「ちょびっとサイエンス・コミュニケーション」

 加藤研はケーキばっかり食べているのか、と誤解されても困るのですが、実は9月にもバースデー・ケーキをいただきました。お祝い対象者は複数だったのですが、ケーキの上のメッセージ・チョコレートに、代表として私の名前を載せていただくという栄誉にあずかりました。

 写真をご覧ください。なんと、左端にはDNAの二重らせん、右端には細胞があしらわれています。こんなチョコ板は、今まで見たことがありません。わが研究室の「ものづくり姫」井出さんが、ケーキ屋さんにかけあって描いてもらったとのこと。パティシエ相手に、井出さんが熱心に説明している様子が浮かんできます。

 「サイエンス・コミュニケーション!」と大仰に構えなくても、サイエンスの話をするチャンスは、日常にごろごろ転がっています。私は免許の更新に行って、鮫洲試験場のおじさんと「遺伝子検査」について話し込んでしまったことがあります。家族や友人のなにげない質問も貴重ですね。私はほとんどの場合すぐには答えられないので、自分で調べるきっかけになります。

 ケーキ屋さんで、街のどこかで、ちょびっとサイエンスの話をする ―そんなところから始まるものも、あると思うんです。



(加藤牧菜)



 2005年11月1日(月) 「復活」

キリストのことではありません。
「ひとこと日誌」の順番に再加入しました。「気が向いたときに」というお言葉に胡座をかき続け、このまま気が向かないかもと思っておりました。
いかん、いかん。

 閑話休題。
昨日サプライズがありました。
なんと! 研究室のメンバーがわたしのお誕生日をお祝いしてくださいました。写
真を見るとわかりますが、みなさまからショート・メッセージをいただき、身の丈以上のものから「はぁ?」というものまであり、とても楽しませていただきました(ケーキももちろんおいしかったです)。
年は取るものですね……、たぶん。

 今回はリハビリをかねておりますので、とても短いですがこの辺で失礼します。



( 山本芳栄)

2005年10月17日(月)  「伝わる、伝える」

隠居したら、のんびり山歩きでもしたい。そうおっしゃっていたおじ様が、今年、定年を迎えた。そして迎えた新しい日々、彼は新天地で天職を見つける。

 お昼ごはんをご一緒していたときのこと、「今、こんなことをしているんだ」と話してくださったテーマは広義のコミュニケーション。あら、同じじゃないですか。勿論、方向性やら視点やら、加藤研究室とはかなり違っているのだけれど。

 大抵のおじ様はお忙しい。その忙しさの中で私のために使ってくださった時間達が、確実に、今の私を作っている。文化が伝わる、考えも伝わる、形を変えて、いろいろなところに、誰かの考えが染み込んでいく。いつか「面白いね」と言っていただける話が出来るように、日々、面白いことを追求して走り回らなきゃ、ね。おじ様の新しい職場、科学技術振興機構の新しい建物の前で、ふと、そんな感慨にふける。

 おじ様の山歩きはどこへ?・・・まだまだ、先の話になりそうですね。


(東島仁)


2005年9月29日(木) 継続は力なり

大学院に進学して以来、ずっとランニングを続けてきたのですが、気がつけば大学院進学前に比べて、体重は10kg落ち、体脂肪は5%減り、筋肉率は3%増えてました。別にダイエットを目的にランニングをしていた訳ではないのですが、このように目に見える結果が出ると嬉しくなりますね。「継続は力なり」という言葉がありますが、まさにこの言葉の通りだと思います。

 研究にしても勉強にしてもスポーツにしても1日1日では目に見えるような結果は出ませんが、長期的な目で見ると、思った以上に目で見える結果が出るものなんだなぁ…と感じさせられました。焦らず、しかし着実に、自分の研究や勉強をこなしていこうと改めて思う今日この頃です。



(元越 勇人)


2005年8月5日(金) 『Don't worry. Be happy!』

 宇宙飛行士野口聡一さん、出航前のひとこと。

‘宇宙飛行士’と聞くと先ずは他人事のように‘少年の夢と希望’と連想するが、振り返れば自身にとってもたいへんな‘夢と希望’。
サンダーバードも宇宙戦艦ヤマトも見たことはないが、宇宙に行けるのだ!宇宙で実験が出来るのだ!というその現実にドキドキする。
国際宇宙ステーションには、哺乳類から植物、培養細胞まで幅広い生物種を用いた実験が行える「Centrifuge」という名の生命科学実験施設があり、現在、日本の実験棟「きぼう」も開発中だ。
宇宙で細胞を観る。学部時代、電子顕微鏡で1μmの‘超ミクロ宇宙’を観た後、天文学系研究室の望遠鏡で10万光年の‘宇宙,銀河’を観た。このスケール感は非常に心地良く、今思うと贅沢な楽しみであった。
宇宙というキーワードから語られる‘夢と希望’は尽きない。今回はここまでに。
最後に、ディスカバリー号コリンズ船長のこんな言葉を...『Know your job. Do your job. and Communicate!』
(井出 絵実子)




2005年7月19日(火) 宵々々山

  先日、加藤研メンバーにて祇園祭へ出かけてきました。新しくいらっしゃった事務補佐員の金井さんのプチ歓迎会も兼ねてます。18:00から四条通が歩行者天国になるのですが、まだ宵々々山だということで、人はそれほど多くない。いつも宵山に出かけるのですが、長刀鉾前がこんなにすいているのは初めて見ました。僕は用事のため途中で抜けねばならなかったのですが、残りのメンバーはたいそう楽しんできた様子。しかし、結局新町通にあるという噂の「ベーコンエッグたいやき」は見つからなかったのだそうだ。

                                                  (加納 圭)



2005年7月7日(七夕) イランごはん

  先週、イランから来ている研究者のアリさん宅で、お夕食をご馳走になりました。アリさんと私は筑波の大学院で一緒で、ご家族とも何度もお会いしていました。彼は今年博士課程を終えてから、京大の法学研究科に研究員としてやって来ました。ここからすぐ近くの建物で研究しているようです。世の中狭いですね。
私はイラン料理なるものは初体験だったのですが、香ばしいハーブや、見知らぬ食材にびっくり。あまりに美味しかったので、全く遠慮せずに、モリモリいただいてきました。久しぶりにお会いしたペルシャ美人の奥様と、透き通るような白い肌のかわいいお嬢さんと、とても楽しい時間を過ごしてきました。ご家族の間で交わされるペルシャ語の響きは、耳にやさしくて、気持ちが良かったです。うーん、持つべきものは異国の友。イランに行きたくなりました。
京都に来て2度目の夏が来ます。私はひそかに、ここは亜熱帯ではないかと思っています。

                                                  ((加藤牧菜)


2005年6月22日(水)  文部科学省インターンシップ  

ごぶさたしておりました、伊東です。この日誌では過去を振り返りがちになってしまっていますが、今年の3月、文部科学省に2週間お世話になってきました。文部科学省では、「教育」「文化・スポーツ」のほかに「科学技術・学術」も扱われています。その中でも私は、大学や研究機関で行われる研究がどのように推進されているかということを学んできました。
私の研究テーマは「科学コミュニケーション」ですが、コミュニケーションはもちろん手段であって目的ではありません。目的はいろいろ設定できると思いますが、大ざっぱにひとつ「どういう科学がよいと思うか、対話を通じて考えを深める」ということが挙げられると思います。例えば、社会と調和した形で科学技術が進歩するために、あるいは、これまでになかった面白い研究が実現するように、など。
文部科学省の科学技術行政は、どういう科学技術を推進するかという問いに対する政府の答えといえます。その現場でいろいろ見聞きして学びたいと思ってインターンシップに応募したのでした。みなさんお忙しい中親切にたくさんのことを教えてくださり、例えば、研究費はどのようにして配分されるかといったこともずいぶんわかりました。
結果的にもっとも強く感じたことは、私自身は行政に直接関わるよりも研究という形でよりよい科学について考えていきたいということだったのですが、いわゆる官僚という方々は幅広い知識を持ってとてもよく働く人たちで、中央省庁という職場の魅力がわかったような気がしました。
文部科学省のインターンシップは毎年春と夏に行われているそうで、Googleなどで簡単に要項を見つけることができます。旅費や滞在費は自己負担になりますが、得がたい経験ができると思います。

ちなみに最近は論文を書いております。ちくちくと英作文の日々です。次回の日誌でよい報告ができることを夢みております。。

(伊東真知子)





2005年6月20日(月)  日常生活  

京都は四季の移り変わりが目に見える非常に美しい都市です。ただ盆地のため、夏はものすごく暑く、冬はものすごく寒いという過ごしにくい一面もありますが、自然が多く四季の移り変わりを肌で感じることができるのはとても素晴らしい環境だと思います。
僕は気分転換も兼ねて、毎日音楽を聴きながら1時間程ランニングをしていますが、地元とは違い、情緒溢れるルートが幾つもありますので、毎日飽きることなく京都の景色を楽しみながらランニングをしています。
特に最近のお気に入りのルートは銀閣寺道から哲学の道に入るルートで、昼間は四季を感じさせる自然の並木道ですし、夜は蛍がライトアップをしているのでとても綺麗です。
研究、勉強、ランニング、趣味――上手に時間を使ってこれら全てを充実させていきたいものです(もっともこの難しさは前々から痛感している所ですが…)。

(元越 勇人)



2005年6月14日(火)  日課

笑顔で毎日さわやかにご挨拶。しても覚えてもらえない。寂しいのだか切ないのだか、日々に彩を添えるのだか。どなたにって警備員さん(s)に。

ここのところ「警備員さんとお友達になる方法」を模索している。裏門を入ってすぐ、自転車置き場(?)の前辺り、雨の日も風の日も、制服を着てまっすぐ立っていらっしゃる警備員さん。たぶん、私には勤まらない。せめてお友達にならなければ。そして人生について学びたい。というのは建前、邪念。本音の部分は、「お友達だったら怒られないわよね」だったりするのだから性質が悪い。

 とりあえず、始めの一歩はお声がけ。コミュニケーションの基本はご挨拶。「おはようございます!」と明るく笑顔で、めげずに毎日繰り返す・・・かな。


(ひがしじまじん)





2005年6月13日(月)  ソフトボール大会

6/10に京大・生物系のソフトボール大会が開催されました。加藤研メンバーは、石川研女子チームや西田研チームに混ぜていただき、参加しました。

実は今回が“初・ソフトボール”の私は、前日からバットの持ち方などの確認作業を行いましたが、(皆の)予想通り“戦力”とは程遠い活躍となりました。“参加することに意義があるんだから…”とは言われていたものの、次回はもう少し頑張ろうと思います。

ソフトボールに続いてお昼休みには、西田研の本格的なバーベキュー(燻製も登場しました)にただひたすらに感激し、ソフトボール大会の思い出はこちらでほぼ決定的となりました。そのため、メインのソフトボールが一体どんな試合運びであったのかイマイチ記憶しておりませんが、比叡山の緑に囲まれての一日は、総合してとても充実したものとなりました。リフレッシュ効果??なのでしょうか、今日からの(研究の)日々にちょっとしたパワーをもらった気がします。

(井出絵実子)






2005年6月3日(金)   梅雨ニモマケズ風邪ニモマケズ

はじめまして、新メンバーとして参加しました加納圭です。このWeb Pageの管理も任され、4月後半に「ゲノムひろば2004」の「そもそもゲノム」パネルというページを練習がてら作りました。ご意見等ございましたら、こちらまでよろしくお願いします。
それで、いきなりの反省なんですが、すっかりこのページの存在を忘れてました。つい先日伊東さんからの指摘で皆が思い出し、筆をとっている次第です。にしても、前回は3/9だったんですねぇ。タイトルも「春はもうすぐ」。皆さん良い春を過ごせましたか?って大きなお世話ですかね。とりあえず、僕の春について振り返ってみることにします。
加藤研としての生活は、4/5にスタートしました。最初の仕事はまず机、PCの配置から。伊東さんが学生が増えたことに感動してはしゃぎまわっていたのが印象的でした。初日はこんな感じでおしまい。初めて会った他の新メンバーたちと少し緊張しながらしゃべっていたのが今では懐かしい。
そうそう、言わなきゃと思って忘れてました。名前の話。加藤研では皆をイニシャルで呼ぶ(って言ってもメールとかホワイトボード上でだけど)習慣があるらしく、ここで困ったことが。そうなんです。KKがかぶっちゃうんですよね。

加藤牧菜さんという第二の加藤がいたり、第二のKKがいたりほんとややこしい研究室です。んで、結局K2と改名することになりました。慣れるまでしょっちゅうKKに反応してしまう自分がいましたが、今はなんとか。 
まぁ、とりあえず立ち上げはこんな感じでしたかね。もう梅雨だってのにこんな時季はずれな話題で申し訳ない。空白の3ヶ月を埋めるべく、しばらくこんな感じで昔話をしようかなと。まぁ、今回はその記念すべき第一回目ということで。
皆さん、風邪などひかずにこのうっとおしい梅雨を乗り切りましょう!!


setup


こんな感じで模様替え


(加納 圭)






International network



科学技術イノベーション政策における

雑誌「医療・生命と倫理・社会」
アイセムスSCG

(竹沢教授)



大阪大学大学院 医学系研究科・医学部






大阪大学大学院医学系研究科 医の倫理と公共政策学

大阪大学大学院医学系研究科
医の倫理と公共政策学
加藤和人研究室
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2−2
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