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ひとこと日誌Message


2004年度〜2011年度は、京都大学時代の加藤研究室の【ひとこと日誌】です。
2012年度〜は、大阪大学の加藤研究室からの【ひとこと日誌】を綴っていきます。

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2008年 10月 15日 「芋蔓式における一考察」

先々週、芋掘りをしました。
青々とした芋の葉を刈り、いざ芋を穫ろうと蔓をひっぱると、
ぶちぶちっと切れてしまいました。

「何!、芋蔓式にはいかないのか?!」
「なんとしても美しい芋蔓式をしたい!」

結局、手で慎重に芋の周りの土を掘って、
今にも土から抜けそうな演出をしたうえで、
鈴なりのサツマイモを収穫しました。
(そうです、芋は「掘る」ものなんです。ひっぱってはいけません。)

芋蔓式:(芋蔓をたぐるように)一つの事に関連のある人や物が次々に明らかになること。

大辞林第2版は上記のように解説していますが、
「確かに蔓をたどれば芋には行き着くが、そんなに簡単にはいかない・・・」
という意味もあるのではないかと思える一日でした。





(中川智絵)


2008年 10月 1日

まだ10月も始まったばかりというのに
寒さが増して一気に秋めいてまいりました。
ですが背中がひやりとさせられるのは
冷たくなった夜風のせいだけではありません。

近頃、修士2回生の友人と話すのは専ら修論…
の内容ではなく、このままで間に合うかどうか不安という話。
夏休みが終わると年明けのゴールが見えてくることで
不安も具体的になってきます。
かく言う私もとても不安です。

有難いことに私の不安は
修論を書けるかどうかではなく
満足のいくところまで修論を書けるかどうか。
ここに至ったのも先生や先輩がたのご指導のおかげです。

何かしたいと思うのに
セミナーで発表する内容すらなくて困っていた去年を思えば
することがありすぎる悩みなど贅沢なもの。
貴重な学生生活の残りの日々を
真摯に研究に取り組むことで過ごしてゆきたいと思います。

(八幡彩子)


2008年 9月 5日 「オオカミの森」

数ヶ月前に出た「うさぎの目線からオオカミを見る」というタイトルの記事を見
て以来ずっと行きたかったオオカミの森@あさひやまどうぶつえんに行ってきま
した。

今春できたばかりの施設で、地面から出ている透明な半球からオオカミを見るこ
とができるのが最大の特徴です。

もちろん僕に科せられた使命は愛兎の「うー」と「ゆー」にうさぎ目線から見た
オオカミの写真を見せること。野生のうさぎの大変さを教え込み、ベッドの上の
枕の上で寝ているという生活がいかにありがたいことかを恩着せがましく語るこ
とです。

まだ写真を印刷していませんが、見せてもきっと囓られるんだろうなと。




(加納圭)
2008年 8月 19日 「今年も同じテーマで」

昨年のひとこと日誌も同じような時期に回ってきました。
そういえば五山の送り火のことを書いたのです。
ということで今年も。

「大」の字なんて、毎日のように見ているのに、
それでも一年に一度、こうやって赤く燃えているだけで、
何故か人は惹きつけられるのです。
ヒトという動物の面白く、また不思議なところです。

炎と言えば(!?)、北京オリンピック!
そろそろ佳境に入ってきました。
リアルタイムで見られないのが残念ですが、
スポーツの祭典を楽しみたいですね。

(松田健太郎)



2008年 8月 6日 「心理テスト」

突然ですが心理テストです。
四文字熟語をふたつ、思い浮かべてください。

いいですか?

ひとつめがあなたの恋愛観、
ふたつめがあなたの人生観だそうです。


この間、暇つぶしにラボ内の人々に聞いてみたところ
みなさんさすが個性豊か、
様々な四文字熟語が飛び出しました。

恋愛観が「一刀両断」な同期君はどうなんだろう・・・と思っていたら、
かわいいM1さんの恋愛観は「天変地異」・・・無事幸せになってください。
(どちらも大きなお世話ですね。すみません。)

某Yさんの恋愛観が「言語道断」だったり
モテるM先輩の恋愛観が「一期一会」だったり
S兄さんの恋愛観が「猪突猛進」なのは妙に納得したのですが、
人生観が「焼肉定食」というのは・・・人生って奥が深いんですね!


(八幡彩子)



2008年 7月 29日 「気分は大阪人」

京都の夏が来ました。聞きしに勝る暑さです。戸締りすると家がサウナ化するため、毎日帰宅時にドアをあける際、多大なる勇気を必要とします。日々が戦いですね。

先日、同じ研究室のM1のさかいさんに「関西に来てまだたこ焼きを食べていない」と言ったらひどく怒られました。そしてさかい家のたこやきパーティーに招待され、お邪魔させていただきました。

大阪人って豪快ですね。東京人の私にとっては一人につき6〜10個(売られているもの)というイメージが強かったので、大量のたこ焼きの群れに怖気づきそうになりました。でもたくさん食べて幸せになりました。お土産も大量にいただき、大事に持って帰りました。

さかいさん、ありがとう!

(大河雅奈)



2008年 7月 16日 「サイエンスゆるキャラ」

種々のサイエンス・コミュニケーションに「マスコットキャラクター」が
登場すれば、もっとイベントが盛り上るんではないかと妄想します。
キャラは、ゆるければゆるいほど嬉しいです。某県で物議を醸し出して
いるようなきもキャラ路線もよいですね。全国のサイエンスゆるキャラ・
サイエンスきもキャラ(当然、着ぐるみ)が一同に会して、日本の
科学技術をPRする・・・そんな日が来れば個人的には大興奮です。




※後日、大河さんから、ゆるきゃらをプレゼントいただきました。
大河さん、ありがとう!

(日比野愛子)



2008年 7月 9日 「貧乏くじ」

昨年に続き、今年も引きました、貧乏くじ。

そう、それは「クリーン大作戦」。俗に言う大掃除ってやつです。炎天下の中も
くもくと校舎の周辺を掃除するという毎年恒例行事です。

けど別にクリーン大作戦に参加したことが「貧乏くじ」というわけではありませ
ん。うちの研究室のメンバーがなぜかこの日にほとんどいないんです。それで居
てたメンバーが行くわけですが、なんだか相対的に貧乏になった感じがしてしま
うのです。

昨年も一緒に貧乏くじを引いてくれた室井さん、お疲れ様でした。

終わった後のアイスは格別なのでよしとします。

(加納圭)


2008年 7月 2日 「横山広美先生上洛」

今日、東京大学大学院理学系研究科准教授の横山広美様が、
生命科学研究科の博士向け講義にいらっしゃいました。
常に、自分のやりたいことと問題意識を、しっかり持ち続けている点に、
非常に感銘を受けました。

(室井かおり)


2008年 6月 27日 「シンポジウム」

 京都大学生命科学研究科のシンポジウム
http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/j/modules/content5/index.php?id=19index.php?id=19)がありました。毎年、各研究室(講座)が一年間の研究成果を発表するシンポジウムです。今回は加藤さんが海外出張中だったため、生命文化学の成果を代理で発表させてもらいました。

 感想ですが、今まで経験してきた口頭発表の中で一番緊張しました。気合いを入れて準備をしていたものの、しゃべり方や質疑応答の対応が上手くできず、終わった直後は少し落ち込みました。けれども、懇親会では多くの先生方から発表についてのコメントをいただき、モチベーションがまた上がりました。

 帰りは ”この研究科にいて良かったな” とほろ酔い気分で浸りながら、気持ちよく夜道を歩いて帰りました。

(白井哲哉)




2008年 6月 19日 「いつまで続くのかなぁ」 

創立記念日にソフトボール大会が催されました。
年甲斐もなく、本気で何本かダッシュをした結果、
立ち上がるのもしんどい体になってしまいました。

若さの指標、筋肉痛。
翌日に来たので、とりあえず良しとしようと、耐えてます。

(中川智絵)


2008年 6月 13日

なんということでしょう。行きつけの店のメニューから大好きなカレーが消えて
しまったのです。
なんでも、マニアックな常連からしか注文が来なかったらしい。
美味しかったのになあ。。。orz


(標葉隆馬)



2008年 6月 9日

朝からばっちり目が覚める人がうらやましい。
午前中は本当に仕事がはかどらない。
これは何事においても損だと思うのです。


(高橋貴哲)


2008年 6月 2日 「○○係」

加藤研究室では、全員が何かしらの係をしています。
セミナー係、掃除指示出し係、イベント企画係などなど。
で、私は、ウェブ更新係なのです。
最近ウェブをリニューアルしました。
"Research"と、"Information"の中身を少々変更しました。またご覧ください。

少しだけ本業のことも。
先日早稲田大学MAJESTyの方に講師として呼ばれました。
そこで私の研究発表を行ったのですが、個人的には非常に有意義な議論ができたと思っています。
外に出てみて初めて自分の位置が分かる、当たり前なことに気づかされました。
この刺激がうまく私の行動力へ作用してくれるといいなぁ、と他人ごとのような独り言。

季節はもうすぐ梅雨。
もう少し、心地よい初夏の風を原付に乗りながら楽しみたい今日この頃です。

(松田健太郎)


2008年 5月 20日 「諸氏の初志と私の所思と。要するにつれづれなるままに。」

若葉から青葉へ、木々の緑が香る季節の到来です。
5月も半ばを過ぎるところ・・・と書いて気づきましたが、
わたくし、去年もまったく同じ思考経路をたどったよ
うで、同じような内容を、同じように一言日誌に書い
ておりました。歴史は繰り返す、といいます。「歴史」を
「行動」に置き換えると無理がありますか。そうはいっても、
原文の意とはかけ離れることにはなりますが、
記憶の痕跡をたどって同一の行動を繰り返すのが、一種、
生き物の性なのではないかしら。自分1人の行動から、
生き物全般に一般化してしまうのは無茶といえば無茶。
しかし、このような一般化は、私1人に特異的なことでは
ないような気がいたします。

だらだら書いております。私の脳内を描写してもつまらないので、
研究室の風景をご紹介することにいたしましょう。
5月の風物詩である青葉が、そして年頭の思いが色あせぬうち、
現在在室中のメンバー8名に、「今年の目標」の達成度合いを
聞いてみました。個人個人の細かい事情や目標の性質によっても
返答は変わりますが、その点はご容赦いただいて。

達成度の高い順から、「すでに今年の目標を達成した方が1名、
「半分は達成した」方が2名。後者は「今年も半分過ぎたので、
目標も半分くらい達成した」方と、「2つの目標の1つを達成した」
方に分かれます。前者はなんだかうらやましい。・・・うらやましさ
の対象は、思考回路か現実か。

続けましょう。「まだまだ遠い」とお答えになったのが4名。
ちなみに私も含まれます。現実的と捉えるべきか、まじめだなあ、
と見るべきか。面白みがないのかもしれません。詳しくお伺い
すれば、きっと面白いのでしょうが、一言日誌でどこまで
プライベートな事柄を公開すべきかという問題もあります。
しかし複雑な問題は避けましょう。

最後は伸びやかな修士課程の学生さん。「向上心ゼロです。
目標に向かって努力するなんて愚かなことです。
・・・(中略)・・・。目標は1年の最後に立てる予定なので、
今は半分程度といったところでしょうか」
解釈に苦しむ(べき)発言なのか、解釈を楽しんでよい発言なのか、
書いているわたくしも複雑です。難問と捉えるべきなのか、
シンプルにほほえむべきなのか。人生に許された1つの楽しみは、
「解釈の自由」なのでしょうけれど。

あまりだらだら書きすぎると「暇だね」と言われるような
気がして参りました。このあたりで、今週の一言日誌も
終わらせていただこうかと存じます。

来年の5月には、いったい何を考えているのかしら、ねえ。


(東島仁)



2008年 5月 16日

はじめまして。M1の大河雅奈(おおかわかな)です。勉強することがたくさん
あり、自分のキャパシティーの低さを痛感しつつも、少しずつ学びながら日々を
送っています。

私が見つけた春をひとつ

5日ほど前、京都産の春キャベツを買いました。生き生きしていておいしそう!
とウキウキしながら冷蔵庫にしまいました。2日前、朝、気分が悪く、おなかに
良いキャベツを食べようと思い、買ったキャベツを開いてみました。一枚葉をは
がすと、なにやら小さな緑の粒が落ちてきます。もしや、まさか、と思ってキャ
ベツ本体をよくみると、そこにはまるまる太ったはらぺこあおむしがっ!キャベ
ツに大きな穴をあけ、ぐったりしています。しかも一匹ではない様子。
それをみたらさらに食欲が減退して、とりあえず見なかったことにしようと冷蔵
庫にしまいました。
昨日、改めて開いて取り除いたのですが、とても太ったあおむしが数匹でてきま
した。よっぽどおいしかったのでしょう。みんなキャベツを穴だらけにしていま
した。
しかし、格闘のかいあってほんのり甘くて新鮮なキャベツ、とてもおいしくいた
だきました。身近なところで春を感じました。

これから夏、一人暮らしの戦いはまだ始まったばかりです。

(大河雅奈)


2008年 5月 7日 「新緑」

何も予定が無く、腐りかかっていたGW最後の昨日、
せっかくのお天気なので、瑠璃光院というところと、
比叡山の辺りに行ってきました。

山桜も綺麗でしたが、やっぱり新緑です。
私は美味しそうとは思いませんが、
萌えあがる新緑は目に眩しく、
生命力が溢れていて、一番好きな時期です。

初夏の息吹をめいっぱい吸い込んで、
気持ちがぐっと前向きになりました。


(室井かおり)



2008年 5月 1日 「若葉」

とても気持ちがいい季節です。
ふと周りの木々をみると、きれいな黄緑色の葉っぱがゆれています。

この時期の葉っぱは、柔らかくて、みずみずしくて大好きです。
ついつい、”お、おいしそう”と思ってしまいます。

こんなことを思ってしまうのは、
この間まで、樹木とその葉を食べる昆虫についての研究をしていたからでしょうか?

これから季節が進むにつれ、葉っぱもどんどん堅くなっていきます。
葉っぱを食べる多くのムシにとって、
きっと今が、かきいれどきです。



*(写真の説明)
コナラの若葉の上で、思慮深げにたたずむヒメクロオトシブミ。

(水町衣里)


2008年 4月25日 「よろしくおねがいします」

桜が満開のなか入学してきたと思ったら、
いつのまにやら構内にはつつじが満開、GWも目前です。
修士1年として新しく加藤研のメンバーに加わった 左海知里 です。はじめまして。
なかなか正しく読んでもらえないのですが、サカイチサト と読みます。

つい先月までは、培養細胞と戯れていたのですが、
研究者の卵である大学院生にもっと社会とつながることを知ってほしい、
と思ってここにやってきました。

新しい世界に飛び込んで、吸収しなくてはならないことがたくさんありますが、
自分を見失わずがんばっていきたいと思っています。

(左海知里)



2008年 4月18日 「...orz」

土曜日のことです。
寝坊して、美味しいロールケーキを買い損ねました。
時には、早起きも重要ですね。


(標葉隆馬)



2008年 4月14日 「科学技術週間」

文部科学省の廻し者ではないですが、今週は科学技術週間です。
今年の一家に1枚シリーズは、「光マップ」。
以前、シリーズ第二弾の「ヒトゲノムマップ」の作成に関わったこともあり、密かに今年のものを楽しみにしていました。

今週末は、実物を手に入れるべく科学館に出かけてみようかと。
思いましたが、奈良は橿原の昆虫館だけなので、ちょっと遠いな・・・。

科学技術週間の情報は、下記からどうぞ。
http://stw.mext.go.jp/

(川上雅弘)



2008年 4月 3日 「新年度」

 新しい年度が始まりました。
 生命文化学(加藤研)は今年度で5年目を迎えました。僕としては3年目に突入です。加藤研に来た2006年度は加藤研メンバーが急激に増えた年でした。その時の入学メンバーのうち3人が先週末に研究室を卒業しました。彼(彼女)らは、僕と同時期に加藤研に入り一緒に2年間を過ごしたメンバーです。去って行く寂しさを感じつつ、彼(彼女)らが加藤研で何を得たのかをふと考えさせられました。そこで感じるのは、彼(彼女)らよりも、一緒に仕事をした僕自身が多くのものを与えてもらったことです。僕のバックグラウンドは生命科学の研究や実験であり、そこに特化しています。卒業したメンバーや現在のメンバーは僕とは異なったバックグラウンドを持ち、知識や経験、価値観や研究に対するモチベーションも様々です。そういったメンバーからは、新しい情報や経験を与えてもらうだけでなく、視野の狭かった自分の価値観を広げてもらったと感じます。
 個性豊かなメンバーとのディスカッションは楽しいことばかりではありません。相手の気持ちや真意が理解できなかったり、自分の考えを伝えきれなかったりと、上手くいかないこともよくあります。けれども、最終的には相手の考えに驚かされ、大きな刺激を受けることがほとんどです。こういった経験は、日常的に密なディスカッションができる環境、同じ研究室で過ごせる環境だからこそ起きやすいのかもしれません。もちろん、研究室での日常的な生活を一緒に楽しみ、それらを共有できていることも大きな理由だと思います。
 今年研究室を去って行ったメンバーと、日常的にディスカッションができなくなることは寂しく感じます。けれども気軽に連絡をとり、いつでもまた話ができる気もしています。これからも加藤研での繋がりは大切にしていきたいです。

 さて、来週には新しく4名(学生3名・研究員1名)が加藤研メンバーとして加入します。個性的なメンバーがまた増えることを期待しながら、新しい年度を迎えたいと思います。


(白井哲哉)





International network



科学技術イノベーション政策における

雑誌「医療・生命と倫理・社会」
アイセムスSCG

(竹沢教授)



大阪大学大学院 医学系研究科・医学部






大阪大学大学院医学系研究科 医の倫理と公共政策学

大阪大学大学院医学系研究科
医の倫理と公共政策学
加藤和人研究室
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2−2
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