河原行郎教授(神経遺伝子学)が着任しました

教授 河原 行郎 (かわはら ゆきお)
ゲノム生物学講座(神経遺伝子学)
神経難病の解明には、神経細胞の発生・分化や機能制御などの基礎的な研究も必要不可欠だと考えます。今後も病態研究とともに、神経系における RNA 修飾や非コード RNA が持つ機能などを明らかにするRNA 生物学の研究を並行して進めてまいります。近い将来、これらの成果を、神経難病の治療法の確立に役立てることが目標です。また、基礎・臨床を問わず、世界の医学・医療を牽引していく次世代の人材を育成することに、注力してまいります。
これまでの業績の紹介
大学院にて研究を開始して以来、一貫して神経変性疾患、特に筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の病態解明と治療法の確立を目指した研究を行っています。これらの疾患は、孤発性の割合が比較的多いことから、特に転写後の RNA 制御に着目した研究に力を入れてきました。
略歴(主なものを抜粋)
平成 7年 3月 | 東京大学医学部医学科卒業 |
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平成 7年 6月 | 東京大学医学部附属病院内科研修医 |
平成 8年 6月 | 社会保険中央総合病院内科医員(研修医) |
平成 9年 6月 | 日本赤十字社医療センター神経内科医員 |
平成10年 6月 | 東京大学医学部附属病院神経内科医員 |
平成10年 8月 | 東京都立神経病院神経内科医員 |
平成11年 8月 | 東京大学医学部附属病院神経内科医員 |
平成11年12月 | 国立療養所下志津病院神経内科医員(~H12.5) |
平成16年 3月 | 医学博士(東京大学) |
平成16年 4月 | 日本学術振興会特別研究員(PD) |
平成16年 6月 | 米国ウイスター研究所ポスドク研究員 |
平成20年12月 | 大阪大学特任准教授(常勤)大学院医学系研究科(遺伝子機能制御学) |
平成25年 4月 | 大阪大学准教授大学院医学系研究科(生化学・分子生物学講座(遺伝子機能制御学)) |
平成26年 4月 | 大阪大学教授大学院医学系研究科 |