変革的感染制御システム開発学
- 1.医療・レセプトデータベース研究
- 2.感染症に関する人材育成
次なる新興感染症の流行に備え、地域に根ざし、世界に貢献する感染症人材を育成
1.日本における抗菌薬適正使用を促進する国策が、急性気道感染症の細菌性合併症に対する外来処方および入院に与える影響:分割時系列分析
日本では、適切な抗菌薬の使用を促進されてきましたが、年齢層ごとの安全性については不明確な点が残っています。
当研究グループは、2016~2019年度のレセプトデータ約300万人分を調査し、抗菌薬適正使用推進の政策が、非細菌性の急性気道感染症(ARI)に対する外来での抗菌薬処方およびARI後の細菌性合併症による入院にどのような変化をもたらしたかを分析して政策の成果と安全性を明らかにしました。

2.次なる新興感染症の流行に備え、医療従事者の育成と市民の皆さまへのわかりやすい情報発信を両論に教育コンテンツの作成等を行っています。
【教育コンテンツの作成】
・CORE-ID(CiDER Resident Education of Infectious Disease)
大阪府と連携し、初期研修医を対象に、感染症の知識を学んでいただく教育コンテンツを作成し、全22回の感染症研修プログラムを構築しています。
(詳細はこちら) https://lab.fostering.cider.osaka-u.ac.jp/education/healthcareworkers/core-id
・OCTPAS(Osaka CiDER Training Program of Antimicrobial Stewardship)
薬剤師・薬学生を対象に、抗菌薬適正使用支援を学びたい方のための感染症教育プログラムを構築しています。
(詳細はこちら) https://lab.fostering.cider.osaka-u.ac.jp/education/healthcareworkers/octpas
【「タイ・ミャンマー国境で学ぶ熱帯感染症医師研修」の実施】
タイ・ミャンマー国境の大学・医療施設において、デング、マラリアなどの急性熱性疾患、脳炎・髄膜炎、結核を含む呼吸器感染症などの病棟実習を行うとともに、研修生自ら診療して現地の専門医と意見交換を行う等、熱帯感染症に対する実践的経験により感染症専門医の育成を目指しています。
【セミナーの実施】
メディカル、コメディカルを対象に、感染症診療の基盤構築、感染症医を目指す臨床医の育成・増加を目的にセミナーを開催しています。
・開業医、一般医家への教育活動
・感染症医のためのキャリアプランセミナー
・大阪感染症サマーセミナー
・マダニ媒介感染症セミナー など
【市民の皆様への情報発信】
感染対策のこと、ウイルスのことなどに関する正しい知識を分かりやすく楽しく学んでいただける動画を作成し、YouTubeでお届けしています。
(詳細はこちら) https://www.youtube.com/@kutsuoh_cider
