北畠 康司 教授(小児科学)が着任しました

教授 北畠 康司 (きたばたけ やすじ)
大阪大学小児科教室の使命は「基礎医学研究」「臨床診療」「次世代育成」の3つと考えます。最先端技術をもちいた小児難治性疾患の研究を進めるとともに、豊かな経験と深い知識によって臨床現場を支えていきたいと思います。そして若手医師、大学院生、学生に対しては、深い愛情と熱意を持って指導を行っていくつもりです。地域医療を根元から支え、小児医学研究の新たな可能性を世界に発信することのできる“力強い小児科教室”を目指します。
これまでの業績の紹介
小児科・新生児専門医として新生児医療の発展に取り組むとともに、知的発達とその障害に興味をもち基礎研究を進めてきました。とくにiPS細胞とゲノム編集技術を高度に組み合わせることでダウン症候群の詳細な病態モデルを構築し、知的障害の病態解明を進めています。ダウン症候群は古くて新しい疾患です。新たな技術と斬新なアイデアによって、ダウン症候群の知的障害に対する真の治療法開発につなげていきたいと考えています。
略歴(主なものを抜粋)
平成7年3月 | 大阪大学医学部医学科 卒業 |
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平成7年4月 | 大阪大学医学部附属病院 小児科 研修医 |
平成8年4月 | 大阪大学医学部附属病院 麻酔科集中治療部 研修医 |
平成9年6月 | 大阪府立母子保健総合医療センター 新生児科 レジデント |
平成11年4月 | 京都大学大学院医学研究科(中西重忠教授研究室)博士課程 |
平成16年4月 | 米国ジョンズ・ポプキンス大学 神経科 (Hongjun Song教授)ポスドク研究員 |
平成20年4月 | 大阪大学医学部附属病院 小児科 医員 |
平成21年11月 | 大阪大学大学院 医学系研究科 小児科学 特任助教 |
平成22年10月 | 科学技術振興機構さきがけ(iPS細胞と生命機能領域)研究員 |
平成23年5月 | 大阪大学大学院 医学系研究科 小児科学 助教 |
平成29年3月 | 大阪大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 講師 |
令和2年5月 | 大阪大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 准教授 |
令和6年1月 | 大阪大学大学院 医学系研究科 小児科学 教授 |