先輩の声 MESSAGE

初期研修は大阪大学の協力型研修病院・大阪大学コースを選択したため、1年目は関西労災病院で研修を行った後に2年目は大阪大学附属病院で研修を行いました。2年目の大阪大学での研修中に呼吸器外科に進むことを決めたので、呼吸器外科としての最初の年である3年目はそのまま大阪大学附属病院の呼吸器外科で研修し、4〜5年目は箕面市立病院で外科研修をした後、6年目以降現在は大阪国際がんセンター呼吸器外科で研修しています。 

1年目の初期研修時に様々な科をローテートする中で外科に進みたいという漠然とした希望はありましたが、具体的な科がきめられないまま2年目の研修が始まりました。
外科での研修の中で、呼吸器外科の手術を見学させていただいた際に、術前にCTで描出されていた肺動脈などの脈管の構造が術野で綺麗に見えたこと、また手術終了時に肺が綺麗に膨らむのを見ることがとても魅力的でした。
また1か月という短い研修期間中で、大阪大学呼吸器外科の医局の雰囲気がとても良く、上の先生方が楽しそうに毎日の業務を行っているところが印象的で、将来自分もこの医局の一員として働きたいと思い呼吸器外科に進むことを決めました。

現在上の先生にご指導頂きながら手術手技を勉強しています。
少しずつですが日々できる手技が増えて成長していると思います。
研究に関しては、経験した症例の報告を学会で行い、それを論文として報告しました。
また日常の臨床での経験から疑問に思ったことを調べ、学会で報告しています。

呼吸器外科に来られる患者さんは、もちろん手術前不安を抱えて入院されてきますが、入院後から手術を経て術後の経過を見させてもらう中で、元気に退院され外来に来てもらえた時はいつもやりがいのある仕事だと実感します。

呼吸器外科は、肺癌の他に肺感染症・縦隔腫瘍や気胸・膿胸など幅広い疾患を見ることができます。上の先生方はとても教育熱心な先生に恵まれており、手術手技はもちろんですが、学会発表や論文作成などの指導もしていただける環境にあると思います。 医局の雰囲気はアットホームもとても良いので、外科を考えている先生方は是非一度見学や研修で来ていただけたらと思います。よろしくお願いします。