渡邊 美穂 教授(小児成育外科学)が着任しました

教授 渡邊 美穂 (わたなべ みほ)
このたび大阪大学小児成育外科学教授を拝命いたしました。これまでの教室が築いてきた伝統と実績を受け継ぎ、胎児外科をはじめとした知識と技術の進歩に対応する新しい医療の発展に挑戦してまいります。子どもたちとご家族が安心して任せられる医療を守りながら、関連病院と連携して次世代の小児外科を担う人材を育て、良き文化と伝統が脈々と受け継がれる教室を築いていきたいと思います。
これまでの業績の紹介
小児外科全般の診療を経験する中で、特に新生児外科・胎児外科の分野で臨床・臨床研究・基礎研究に取り組み、脊髄髄膜瘤に対する胎児手術の国内導入や次世代胎児再生医療のトランスレーショナルリサーチを進めてまいりました。さらに、小児直腸肛門疾患、小児胸部外科や泌尿器疾患、低侵襲胎児手術、ロボット手術にも尽力しています。幅広い診療領域をカバーしつつ、新生児・胎児外科を専門領域として研究と臨床の両立を追求し、海外での経験を活かした人材育成にも力を注いでいます。
略歴(主なものを抜粋)
| 平成23年3月 | 筑波大学大学院人間総合科学科博士課程卒業(医学博士) |
|---|---|
| 平成27年5月 | 米国ペンシルベニア大学大学院医療倫理学 修士課程卒業(医療倫理修士) |
| 平成11年4月 | 筑波大学附属病院 外科ジュニアレジデント |
| 平成12年10月 | 筑波メディカルセンター 外科レジデント |
| 平成13年4月 | 筑波大学附属病院 小児外科シニアレジデント |
| 平成14年6月 | 竹田総合病院 外科医員 |
| 平成16年4月 | 茨城県立こども病院 外科医員 |
| 平成17年4月 | 筑波大学附属病院 小児外科チーフレジデント |
| 平成19年9月 | 米国フィラデルフィア小児病院 小児外科・胎児外科 リサーチフェロー |
| 平成26年7月 | 米国シンシナティ小児病院 小児外科・胎児外科 クリニカルフェロー |
| 平成28年9月 | 東京大学医学部附属病院 小児外科 助教 |
| 平成31年4月 | 大阪大学大学院医学系研究科 小児成育外科 助教 |
| 令和6年4月 | 大阪大学大学院医学系研究科 小児成育外科 講師 |
| 令和6年9月 | 大阪大学大学院医学系研究科 小児成育外科 准教授 |
| 令和7年4月 | 大阪大学医学部附属病院 小児外科 病院教授 |
