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山本 浩一 教授(老年・総合内科学)が着任しました

教授 山本 浩一 (やまもと こういち)
新規老化メカニズムを標的とした治療法の開発やフレイルへの介入研究に必要な評価法の開発を行い、老化を直接抑制して健康寿命を延伸させる治療法の実現を目指します。診療においては老年内科・総合診療科のシナジー効果を活かしてプロフェッショナルな「老年・総合診療内科医」を育成すること、AIを含めた先進医療を病院診療に導入することで、阪大病院の発展に寄与する先進的な老年科診療と世界への展開を目指していきます。

これまでの業績の紹介

血圧調節に重要なレニン-アンジオテンシン(RA)系の構成因子に着目し、新たな老化制御メカニズムを解明してきました。COVID-19で注目されるACE2が腸管で老化制御に関与することや、RA系が循環老廃物の空間的制御を介して老化に関与することなどを明らかにしてきました。臨床研究は高齢者の慢性疾患のエビデンス創出などを行ってきましたが、現在は高齢者の健康寿命に重要なフレイルを評価・介入する方法の開発に注力しています。

略歴(主なものを抜粋)

平成9年3月 大阪大学 医学部医学科 卒業
平成9年4月 大阪大学 医学部附属病院 医員(研修医)
平成10年4月 桜橋渡辺病院循環器内科レジデント(~平成13年3月)
平成18年5月 米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校 特別研究員    
平成20年4月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・腎臓内科学 医員
平成21年6月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・腎臓内科学 特任助教  
平成22年4月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・腎臓内科学 助教
平成25年4月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・腎臓内科学 講師
平成27年4月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・総合内科学 講師
令和2年10月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・総合内科学 准教授
令和5年11月 大阪大学大学院 医学系研究科 老年・総合内科学 教授