初期研修プログラム

大阪大学医学部附属病院 神経科・精神科は大阪大学病院の2階に位置します。閉鎖病棟(36症)、開放病棟(16床)、隔離室(4床)、合計52床のベッドを有し、また総合病院精神科としては最大と言われている体育館もあり、十分なスペースを確保しています。

初期研修を受ける皆さんには、身体科に進む医師に必要な精神科診療に関する知識を身につけていただきたいと思っています。従って、入院患者さんの担当に加えて、身体科に入院している患者さんの精神症状の対応法(リエゾン)について学んでいただきます。また指導医の外来診察に陪席してもらい、外来診療で必要な投薬法や患者さんへの声かけ法、指導法などについて学んでいただきます。また近年、うつ病、認知症の患者さんは増加の一途をたどり、どの科の医師になっても両疾患を合併した患者さんに遭遇すると思います。そこで両疾患については、特に初期診療の仕方、認知検査や画像検査の施行法と評価法、専門医への紹介のタイミングなどを知っておいて欲しいと思います。精神科医療に興味を持ち、1ヶ月以上の研修期間を予定している皆さんに対しては、研修期間に応じて、様々な精神科診療を経験していただきます。柔軟にプログラムを組みますので個別にご相談ください。