専攻医からのメッセージ

現役の専攻医からのメッセージを掲載しています。

より具体的なお話を聞きたくなった方は、医局見学にも是非お越しください。 wafukai@psy.med.osaka-u.ac.jp で受け付けています。

2024年度

後期研修3年目 P先生

reg2024_P.png 写真はイメージです

大阪大学精神科のプログラムに入局を決めた理由として、1年ごとに大学病院、総合病院、単科病院を回るシステムがあり、さまざまな精神科臨床の現場を経験できる点が大きな魅力でした。また、大阪府内に関連病院が多いことや、初期研修時に大阪大学で精神科ローテーションを経験し、丁寧なご指導を受けたことも、入局の決め手となりました。

現在は、専攻医3年目として単科病院で勤務しています。昨年度や一昨年前とは全く異なる環境や症例に戸惑うことも多くありますが、丁寧な指導体制が整っており、定期的な勉強会や症例検討会が開催されているおかげで、日々多くのことを学んでおり、充実した研修生活を送れていると感じています。

精神科の魅力の一つは、専門や勤務形態によってさまざまな働き方ができる点にあるのではないかと感じます。その魅力を実感できたのも、現在の研修プログラムがあってこそではないかと思います。

後期研修3年目 Q先生

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かねてより精神科に興味があり、入局しました。

精神科では統合失調症、気分障害、不安障害、認知症や発達障害など、様々な疾患を対象としてます。全ての疾患に精通するにはあまりにも幅広く、かつそれぞれの精神疾患には未解明な部分が多くあり、学問として奥深く、魅力的です。臨床では、患者さんの精神症状を来している要因を様々な観点から検討しなければなりません。その中でも、変性疾患などの器質的要因に関しては、検査が有用で、結果が直接治療に影響することもある一方で、解釈が難しく勉強することも多いですが、大阪大学精神科では積極的に詳細な検査を行っており、希少な疾患も含めて勉強できる機会が多いです。加えて、大阪大学精神科では多種多様なグループがあり、様々な分野を専門とする指導医から指導を受けることができるため、研修にはすばらしい環境が整っていると感じます。

研修プログラムでは大阪を中心とした関連病院での研修も行うことにもなりますが、総合病院、精神科単科病院など、異なった環境で研鑽を積むことは、精神科医療を知る上で、大変勉強になり、充実した研修を行うことができています。

後期研修2年目 R先生

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私は現在の教授が神経心理学のご専門であり、教授の下で神経心理学を学びたいと思い、本学に入局しました。認知症疾患を中心に神経心理学の基礎を学べるのはもちろんですが、入局してみると思った以上に幅広く精神疾患を学べる教室であることを知りました。児童精神から生化学まで、どの研究室もオープンであり、研究志向の方には特におすすめだと思いました。もちろん、関連病院が豊富なのは言うまでもなく、指定医・専門医症例を集めるのには苦労しないと思います。後期研修は病棟診療が中心になりますが、必ず指導医の先生がついてくださり、どの先生も温かく教えてくださるので、指導体制には不安は感じません。私は今年度から、後期研修に並行して大学院へ入って研究活動も始めましたが、大学院生の活動の方では研究室の先生や先輩の院生が配慮してくださり、無理なく後期研修との両立ができています。こうした体制が整っているのも本学の強みだと思います。

後期研修2年目 S先生

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はじめまして、令和5年入局のSです。まだ1年ちょっとの研修生活ですが、阪大の専攻医生活についてご紹介します。

1年間の阪大病院での研修は非常に実りあるものだったと感じています。認知症はもちろん、気分障害や統合失調症、摂食障害、発達障害など様々な疾患を経験しました。保護室での管理が必要な症例もありましたが、治療によって症状が落ち着いて退院していくまでを見届けられたのは貴重な経験でした。他にも、大学病院ならではの複雑な身体合併症をもった患者のリエゾン診察や、救急搬送されてきた自殺企図患者の転科入院など、多岐にわたる症例を経験することができました。

何より阪大の魅力的なところは、様々な分野の専門家の先生だけでなく、看護師、心理士、作業療法士、薬剤師、精神保健福祉士などの他職種のスタッフがいらっしゃって、気軽に聞きやすい環境であるところです。

指導医はもちろん、他の先生でも分からないことがあれば優しく教えていただけます。退院に向けての生活の工夫や社会制度の利用など、他職種のスタッフから教わることも勉強になることばかりでした。

研修先を決めるにあたって大事なことといえば、勉強になるところだけでなく、お給料面や残業時間などが気になるかなと思います。お給料面に関しては、阪大のお給料に加えて医局から紹介されるアルバイト代を含めて十分に確保されています。残業時間は人によりますが、少なくとも休みの日に来ないといけなくなるようなことは無かったです。

少しでも興味を持っていただけた方はぜひ医局見学に来てみてください。お待ちしています。

後期研修1年目 T先生

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私は大学生の頃から精神科に興味があり、初期研修の際も精神科ローテートをしたいと考え、医師1年目は箕面市立病院で、2年目は大阪大学にて初期研修を行い、現在精神科1年目として大阪大学で勤務しています。

精神科では慣れないことに四苦八苦しながらも、薬剤調整や環境調整などを指導医と相談しながら行っています。指導医も多く相談しやすい環境が整っており、コメディカルとも話しやすい環境が整っています。また、メリハリをつけて働ける環境であり自分のやりたいことを勉強する時間も持てているのも魅力の一つと感じています。

少しでも興味を持ってもらえたなら気軽に見学や説明会に足を運んでもらえたらと思います。

後期研修1年目 U先生

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私は特に働く人のメンタルヘルスや認知機能、ストレス反応に興味があり、精神科を志しました。

当院の専門医プログラムでは主に1年目は阪大病院、2年目は総合病院精神科、3年目は単科の精神科での研修となります。 1年目から大学病院で主治医となることに不安を覚えていましたが、どの症例も必ず指導医の先生がついてくださいます。各分野専門の先生がいらっしゃり非常に手厚いフォローの中で研修することができています。

阪大病院精神科の特徴として、認知症性疾患の診療と臨床研究に重点を置いています。 専攻医一年目に、神経心理学検査や脳画像検査による診断技術や、エビデンスに基づいた治療、疾患概念について系統立って学び、研鑽を積めるのは大きなメリットだと感じています。

また、多様な症例が集まるため学会発表の機会を得やすく、発表に当たって万全の体制でサポートいただけるのも魅力の一つです。

充実した研修が行えますので、興味を持たれた方はぜひ見学にいらしてください。