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TAVIとは?

寄附講座講師(低侵襲循環器医療学寄付講座)
前田 孝一

TAVIとは、どんな治療法ですか?

大動脈弁狭窄症に対する新たな低侵襲治療です。
開胸や人工心肺を必要とせず、弁治療を行うことが可能なところが最大の利点です。ももの付け根などの血管からカテーテル(細い管)を使って人工弁を患者さんの心臓まで運び、留置する手術です。傷口が小さくて済むことから、体への負担が少なく入院期間も短いのが特徴です。

大阪大学のTAVIメンバーを教えてください

大阪大学は2009年に国内最初のTAVIを行うなど、これまでの国内のTAVIの発展に大きく寄与してきました。そのため数百例以上の経験をもつ先生が5名、また国内プロクター(他施設で指導可能な先生)が4名在籍するなど文字通り「TAVIのエキスパート」が揃っていることが特色です。

TAVIの手術は体に負担が少ないと聞いていますが、一般的に、術後の退院はどのくらいでしょうか?

基本的に術後は4日程度で退院いただくプログラムになっており、退院後の制約はなく、元気だった日常にすぐに戻ることができます。

TAVIの手術は、高齢でもうけることはできますか?

当院でのTAVIの最高齢は97歳で現在100歳をこえても元気に通院されておられます。このように通常の開心術を含めて長期的にその患者様に最善な治療法を親身になって一緒に相談させていただきます。