第5回大阪大学健康・医療クロスイノベーションフォーラムを開催しました
大阪大学大学院医学系研究科、医学部附属病院は、3月12日(月)に第五回大阪大学健康・医療クロスイノベーションフォーラム~“one world, all earth”の視点からみた「smart wellness society」への挑戦~を開催しました。
日時
平成30年3月12日(月)13:30~17:30
場所
大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
主催
大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ
共催
公益財団法人都市活力研究所
参加者
約140名
概要
「大阪大学 健康・医療クロスイノベーション フォーラム」は、関西から国際展開を見据えた健康・医療分野における研究開発や事業化を推進していくことを目的に、大阪大学と様々な企業間・組織がクロスイノベーションを創発することを目指して、開催をしております。
これまで「健康・医療イノベーションとまちづくり」「健康・医療分野におけるクロスイノベーションと産学の新しいパートナーシップ」、また、「我が国の先進医療に対する国際社会の期待」、「高齢化社会の対応に向けた我が国の医薬品開発の現状と課題」「AI・ビッグデータの医療への活用」、さらには「認知症とその生活環境」をテーマに取り上げ、多様な側面からの先進的事例の紹介と議論を行ってまいりました。
このような様々な視点での議論を経て、今回の第5回では、従来の「医療のグローバル展開」という視点から一歩踏み込み、日本から海外へという視点では無く、当初から世界を一つの領域と見据えた、”one world, all earth” という視点からの、 業種の枠を超えた、医療・ヘルスケアという領域での新たな価値創生について、これまでにはない可能性を導くべく議論を進めました。
第一部、第二部では、大阪大学と企業・組織が社会に影響を与える変化を生み出し、持続的に発展を続けるイノベーション・エコシステムについての先行事例、課題が紹介されました。第三部のパネルディスカッションでは、講演の内容をもとに、澤教授から挙げられた日本の医療の課題について、活発な議論が行われました。
プログラム
開会挨拶
澤 芳樹 大阪大学 大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ ディレクター/大学院医学系研究科 心臓血管外科学 教授
来賓挨拶
新井 純 大阪府副知事
<第1部>「“one world, all earth”におけるinnovation ecosystemの先進事例」
座長:澤 芳樹
大阪大学 大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ ディレクター
/大学院医学系研究科 心臓血管外科学 教授
講演:
「J&Jにおけるイノベーションエコシステム構築の取り組みについて」
楠 淳 Johnson & Johnson Innovation ディレクター ニューベンチャーズ ジャパン
「北米における医療機器開発への取り組み」
山﨑 和 三菱商事株式会社 執行役員 生活流通本部長
「” Think Global Act Local!” オール大阪から、オールジャパン、そしてオール地球へ」
池野 文昭 Program Director(U.S.)Japan Biodesign, Stanford Biodesign Medical Director, Experimental Interventional Laboratory, Stanford University/MedVenture Partners株式会社 取締役 チーフメディカルオフィサー
<第2部>「innovation ecosystemへの挑戦」
座長:浅野 武夫 大阪大学 大学院医学系研究科・特任准教授
講演:
「経済産業省の目指すヘルスケアイノベーション」
高熊 万之 経済産業省 商務情報政策局 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課 課長補佐
「日本生命のヘルスケア事業の取組」
神谷 佳典 日本生命保険相互会社 営業企画部 ヘルスケア事業開発部長
「Innovation ecosystemに求められるもの」
内田 毅彦 株式会社日本医療機器開発機構 代表取締役
<第3部>「パネルディスカッション」
~”world, all earth”の視点からみた「smart wellness society」への挑戦~
座長:
澤 芳樹 大阪大学 大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ ディレクター/大学院医学系研究科 心臓血管外科学 教授
浅野 武夫 大阪大学 大学院医学系研究科 特任准教授