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超解像顕微鏡施設ACIを開設しました

アドバンスト・セルイメージングコア(以下、ACI)が、医学系研究科の超解像顕微鏡共同利用施設として8月4日に開設致しました。

ACIは、吉森 保 教授(遺伝学)と石井 優 教授(免疫細胞生物学)の統括の下、誘導放出制御(STED)や共焦点顕微鏡をベースとした最先端の超解像顕微鏡4台が一同に設置された共同利用施設です。

金田医学系研究科長の挨拶

開所式では、50名を超える研究者(医学系研究科37名、他部局19名)に参加いただきました。
澤研究科長、吉森教授、石井教授よりご挨拶の後、各社が最新機器について説明されました。

 

各教授のコメント

<澤研究科長>
「大阪大学が誇るトップランナーの2人の研究者が構想を練り、顕微鏡メーカー4社の協力があって、開所に至りました。
最先端の超解像顕微鏡が同じ場所に揃う、世界に類のない施設です。学内外の方に積極的に活用いただき、
新しい学問が作り上げられることを楽しみにしております。」

<吉森教授>
「各社の超解像顕微鏡が並ぶ施設はここだけではないでしょうか。それぞれの特徴に応じた使い分けや、
比較もできますので、ぜひ、多くの方に活用していただきたいと思っております。すばらしい研究をここから
発信できることを期待しています。」

<石井教授>
「このような施設ができたら良いと考えていたものが、本当に実現しました。イメージングという言葉は
流行っていますが、機器が高価なため実際にはまだあまり普及していません。様々な分野の方に、イメージングを
研究ツールとして身近に感じてもらい、ここから新たな研究を発信したいと思っております。」

金田医学系研究科長の挨拶 研究室毎のプレゼンテーション

開所式当日の様子
(左から、吉森保教授、石井優教授)

【ACIについて】
施設の詳細や利用申請はホームページをご覧ください。
https://www2.med.osaka-u.ac.jp/aci/