inochi未来フォーラムで医学系研究科の取り組みを紹介しました
企業、大学、行政、市民が垣根を越えて医療・ヘルスケアの未来を語り合う"inochi未来フォーラム"が10月12日に開催され、本研究科の学生や教員も講演やディスカッションに参加しました。
まず初めに、京都大学や大阪大学の医学部学生を中心に「若者の力でヘルスケアの問題を解決する」ことを掲げて活動を行っている"inochi学生プロジェクト"代表の寺本正行さん(大阪大学医学部5年生)が、「学生からみた医療・ヘルスケアの課題」として会場に投げかけました。
講演では、岡田 随象 教授(医学系研究科 遺伝統計学)が、ゲノム情報を解析することによって病気の原因を解明したり、薬の開発を効率的に進めたりする可能性について、
最新の医学研究を紹介しました。
講演の様子(遺伝統計学 岡田 随象教授) |
澤 芳樹 教授(医学系研究科長)は、本研究科の取り組みとして、医学部附属病院と一体となって進めている4つのイニシアティブ(産学連携クロスイノベーション、グローバルヘルス、ゲノム解析・バイオインフォマティクス、臨床研究中核戦略)を中心にお話ししました。また、従来の一企業と一研究者での共同研究という、点と点であった繋がりではなく、多数の企業・団体と多くの研究室とで大きく繋ぐことで新たな創造を目指す、クロスイノベーションの取り組みについても紹介しました。
講演の様子(医学系研究科長 澤 芳樹教授) |
講演後、鈴木 寛 招へい教授(医学系研究科)がモデレーターとなり、これからの医療に必要なことや、新たな医療を実現する仕組み作りなど、関西を医療の中心地として盛り上げていこうと活発な議論が行われました。今後も、大学と地域社会が一体となって、医療を進めていく活動として、動向が注目されます。
パネルディスカッションの様子 |