腎臓・骨代謝研究グループ

研究内容

当グループでは、腎疾患、代謝性骨疾患、骨系統疾患について主に研究しています。腎疾患研究では、難治性ネフローゼ症候群および慢性糸球体腎炎（IgA腎症、紫斑病性腎炎など）の治療法の臨床的検討や共同研究を行っています。骨疾患研究では、代謝性骨疾患（副甲状腺機能低下症、低リン血症性くる病、ビタミンD欠乏性くる病など）、骨系統疾患（軟骨無形成症、低ホスファターゼ症、骨形成不全症など）に対する現行治療（補充療法、成長ホルモン治療、ビスホスホネート治療、酵素補充療法、抗体医薬療法など）の臨床的検討やバイオマーカーの探索、新規治療法の臨床試験を行っています。代謝性骨疾患や骨系統疾患、骨格・成長の異常をきたす奇形症候群の臨床研究を通じて、臨床的課題、未解決の問題を探索し、その解決を目指しています。さらに、次世代シーケンシングによる網羅的遺伝学的解析、患者由来iPS細胞や疾患モデルマウスなどを用いた病態解析を行い、病態に基づく新規治療法の開発に繋がる研究に取り組んでいます。

→低ホスファターゼ症診療ガイドライン
→軟骨無形成症診療ガイドライン