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吉森保教授が平成29年度持田記念学術賞を受賞しました

 

吉森保教授(遺伝学)が、平成29年度の持田記念学術賞を受賞しました。受賞テーマはオートファジーの作動原理と病態生理の解明です。表彰式は11月9日に東京都内のステーションコンファレンス東京で行われました。

持田記念医学薬学振興財団は、生命科学を中心とする医学、薬学及びこれに関連する物理学、化学、工学、生物学等の先見的独創的研究を育成し、これらの成果を総合して医療をはじめとするヘルスケアに応用し、我が国の医療及び国民の保健の向上に資することを目的に昭和59年に創設されました。今回吉森保教授が受賞した持田記念学術賞は、この目的に規定する研究の進歩発展のため顕著な功績のあった研究者に対する褒賞です。

<吉森教授のコメント>
私は、大隅先生の偉大なブレイクスルーを哺乳類に応用しただけであり、それによりこのような名誉ある賞を頂き恐縮しています。ただオートファジーが多くの疾患を抑制する重要な機能であることを見出すことに貢献できたのは、大きな喜びでありそれを評価頂けたことを嬉しく思います。今後は、大阪大学の臨床の先生方との共同研究を推進し、治療戦略の開発を目標にさらに精進したいと思っています。