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診療のご案内(大阪大学医学部附属病院 神経内科・脳卒中科)

診療内容

当科では、神経内科専門医を中心として精神科疾患を除く神経疾患全般を最先端の診断・治療技術を用いて診療に取り組んでおります。特に、パーキンソン病をはじめ不随意運動を有する方、進行性核上性麻痺、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、認知症などの変性疾患や多発性硬化症(MS)や重症筋無力症などの自己免疫性神経疾患、ミトコンドリア脳筋症をはじめとする代謝性筋疾患や筋炎、ギランバレー・CIDPやシャルコーマリー病などの末梢神経疾患、てんかんや片頭痛などの患者さんを多数診療しています。

脳血管障害(脳卒中)の診療に際しては慢性期や脳卒中のリスクファクターを抱えた未発症者については画像検査や超音波検査の非侵襲的検査を施行し最適な初発・再発予防を行なっています。脳卒中急性期においてはtPAによる血栓溶解療法、迅速な病型診断、急性期リハビリテーションに意欲的に取り組んでいます。平成22年度より脳卒中集中治療室を3床に増床し、より充実した脳卒中急性期診療、看護、リハビリテーションを行なう予定です。

以上のように精神疾患を除くすべての神経疾患を対象としています。

特色

パーキンソン病では近年薬物療法が主体になってきています。最適な薬物療法を決定し、綿密なリハビリテーション、機能予後の改善を計ります。症例によっては脳神経外科と連携して脳深部刺激療法の適応を決定します。さらに治験などにより最新の医療も提供します。また不随意運動に対するボツリヌス治療など病態に応じた治療を行っています。免疫性神経疾患に対するインターフェロン自己注射や免疫グロブリン大量療法も取り組んでおります。

平成17年度より救命救急センター、脳神経外科等とともに脳卒中センターが稼働し脳卒中急性期患者さんのより素早い対応にも取り組んでいます。さらに、神経ベーチェット病、サルコイドーシス、膠原病、糖尿病等に伴う脳・神経障害には関連他科とも協調しながら診断治療を進めています。

また大阪大学の特徴である医工連携により新しい運動評価手法を確立しパーキンソン病、ALS などに応用しています。

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