教室紹介

教授ご挨拶

教授写真

 

このたび、大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学教室を担当させていただくこととなりました。歴代の先生方が築いてこられた輝かしい伝統と実績を受け継ぐ重責に、身の引き締まる思いでおります。これまで教室の発展に尽力された諸先輩方、そして診療・研究・教育を支えてくださる多くの皆様への深い敬意と感謝を胸に、教室員とともに新たな歩みを進めてまいります。

神経内科学が対象とする疾患は、脳血管障害、神経変性疾患、神経免疫疾患、てんかん、末梢神経疾患、筋疾患など多岐にわたります。超高齢社会を迎え、神経筋疾患の克服は医学のみならず社会全体にとって重要な課題です。一方、分子生物学、遺伝学、免疫学、バイオ創薬工学、情報科学などの進歩により、これまで治療困難とされてきた疾患にも新たな可能性が拓かれつつあります。

大阪大学神経内科学には、長年培われてきた高度な臨床力と、各領域で世界に伍する研究基盤があります。私たちの最大の使命は、その多様な知と技術を結集し、病態の根本に迫る基礎研究から、先進的な臨床研究、そして新たな治療法を患者さんのもとへ確実に届けるトランスレーショナルリサーチに至るまで、一貫して推進することにあります。国内外の学術機関、関連医療機関、さらには産学連携の枠組みをより強固なものとし、研究成果を真に患者さんのもとへ届ける「治る神経内科」の実現を目指します。

また、大学には次代を担う人材を育てる責務があります。優れた臨床医であるとともに、自ら問いを立て、新しい医学を切り拓くことのできる人材を育成し、一人ひとりの強みと志が活かされる教室でありたいと考えています。

これまでの教室の伝統を大切にしながら、診療・研究・教育を通じて神経内科学を牽引し、何より神経筋疾患に苦しむ患者さんとご家族に、より良い医療と新たな希望を届けることを目指してまいります。今後とも皆様の温かいご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学
中森雅之
2026年9月1日
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