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3) 分子イメージング
腫瘍イメージング

FDG-PETによる糖代謝イメージングはがんの画像診断において、幅広く用いられていますが、炎症組織への偽陽性所見が問題となっています。動物モデルを用いた検討において、アミノ酸PETプローブ(18F-FBPAや11C-メチオニン)はFDG-PETと異なり、炎症に集まりにくいことが示されました。1)
前立腺特異的膜抗原(PSMA)PETにおいて、PET検査薬中のリガンド濃度を最適化することで、腫瘍集積を保持したまま、α線核種であるアクチニウム(225Ac)標識PSMA治療におけるリスク臓器(唾液腺)の生理的集積を低減可能であることが示されました。 2)
放射線治療や化学療法に抵抗性を示すと言われている腫瘍内の低酸素領域においては腫瘍血流の低下ならびに酸素摂取率の上昇傾向が示されました。 3)

1) Watabe T, et al. EJNMMI. 2017.
2) Soeda F, et al. J Nucl Med. 2019.
3) Watabe T, et al. EJNMMIR. 2017.