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2) PET/SPECT画像診断【腫瘍PET】
前立腺癌におけるPSMA-PET臨床研究

前立腺がんの再発・転移を高精度で検出する最先端画像診断であるF-18 PSMA-1007 PET臨床研究 を2019年9月に国内で初めて開始しました。
PSMA-PETでは、CT や骨シンチといった従来の画像診断では同定できなかった再発・転移巣が検出できることがわかっています。
今回のPSMA-PET検査薬(F-18 PSMA-1007注射液)は、国産の標識合成装置(住友重機械工業製)で製造され、安定した製造に成功しています。
PSMAは前立腺がんの治療ターゲットとしても有効であり、治療用核種で標識することで、進行がんにおいても大きな治療効果が得られることが示されており、今後国内においても治療への展開が期待されます。

前立腺がんでのF-18 PSMA-1007 PET/CT画像 全身PET(右)の点線の断面をPET/CT(左)に表示。<br>右腸骨転移(赤矢印)に加えて、従来の検査では検出が難しい小さなリンパ節転移(黄矢印)が描出されている。
前立腺がんでのF-18 PSMA-1007 PET/CT画像
全身PET(右)の点線の断面をPET/CT(左)に表示。
右腸骨転移(赤矢印)に加えて、従来の検査では検出が難しい小さなリンパ節転移(黄矢印)が描出されている。