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救急の日に、海保・消防と南海トラフ地震を想定した搬送訓練を実施

9月10日発表

写真1 阪大病院の屋上ヘリポートにあるドクターヘリ

概要

大阪大学医学部附属病院は、9月9日(救急の日)に、海上保安庁第五管区海上保安本部と吹田市消防本部との合同訓練を吹田キャンパスにおいて実施しました。 

南海トラフ地震が発生した場合には、津波による被害も甚大と想定され、沿岸部での傷病者を被害の少ない内陸部でも一早く受け入れる必要があります。今回の訓練は、阪大病院の屋上ヘリポート(写真1)で対応できない大型・中型ヘリコプターで搬送される傷病者を受け入れて治療することを想定したものです。

吹田キャンパスグラウンドに海上保安庁のヘリコプター(MH918しらさぎ)が着陸し、阪大病院のドクターカーと吹田消防の救急車に、患者を引き継ぎ、阪大病院の高度救命救急センターへ搬送されました(写真2~10)。本訓練の実施を通じて、当該活動に係る組織体制の機能と実効性に関する検証を行うとともに、大阪大学医学部附属病院と第五管区海上保安本部、吹田市消防本部との相互協力の円滑化を図りました。

 

写真2 ヘリコプター到着前に消防車による散水(受け入れ準備)

 

写真3 グラウンドに着陸するしらさぎ

 

写真4 ドクターカーの出動

 

写真5、6 患者の搬送

写真7、8 患者の引継ぎ

 

写真9 しらさぎを見送る災害対策室のスタッフ

 

写真10 本訓練を振り返る嶋津教授(救急医学