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伝習から発信へ。大阪大学大学院医学系研究科・医学部の最新情報。

保仙 直毅 教授(血液・腫瘍内科学)が着任しました

教授 保仙 直毅 (ほせん なおき)

まずはしっかりとした臨床基盤の形成と人材の育成を行い、現在の最高の血液疾患治療を提供することが最重要と考えております。そして、その上で、CAR T細胞療法など細胞遺伝子治療の実施拠点となり、国内外から患者および医師が集まってくる診療科にしていきたいと思います。さらに、physician scientistを含む多様な人材の育成に努め、独創性に富む研究およびTRを行い、成果を世界に発信していきたいと思います。

これまでの業績の紹介

私は造血幹細胞移植などの血液内科臨床の修練を積んだ後、抗体医薬や分子標的薬の登場に衝撃を受け、研究生活をスタートさせました。その後、一貫して、血液がん細胞に特異的な細胞表面抗原を同定し、それを標的とした抗体療法およびCAR T細胞療法を開発することに取り組んでまいりました。その一つの成果として、最近、多発性骨髄腫に対する新たなCAR T細胞療法の開発に成功し、現在治験の準備がなされております。

略歴(主なものを抜粋)

 

平成6年3月 大阪大学 医学部医学科 卒業
平成6年4月 大阪大学 医学部附属病院において臨床補助の研修に従事
平成6年6月 医員(研修医)(大阪大学医学部附属病院)
平成7年6月 大阪逓信病院 第二内科 医員
平成9年6月 大阪府立成人病センター レジデント(血液内科)(~H10.5)
平成14年3月 博士(医学)(大阪大学)
平成14年4月 大阪大学 医学部研究生(分子病態内科学)
平成14年12月 NTT西日本大阪病院 内科医員(血液内科)
平成15年6月 医員(大阪大学医学部附属病院)
平成15年12月 米国スタンフォード大学 医学部 病理学(Irving Weissman研究室)ポスドク研究員(日本学術振興会海外特別研究員:H17.4.1~H19.3.31)
平成19年4月 大阪大学 大学院医学系研究科 特任研究員
平成19年5月 大阪大学 大学院医学系研究科 寄附講座准教授
平成21年4月 大阪大学 大学院医学系研究科 准教授
平成26年4月 大阪大学 大学院医学系研究科 寄附講座准教授
令和2年1月 大阪大学 大学院医学系研究科 教授